アナベル【週末市】センスとタイミング~カンタのバッグ

2021.08.28

こんにちは。「アナベル」の伊佐洋平です。「ここでしか買えない週末市」に今年も参加させていただくことになりました。今回ご紹介するのは「muni*(ムニ)」さんにスペシャルオーダーをしたカンタのバッグです。

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タイミングとセンスって大事ですよね。タイミングが良くてもセンスを感じ取れなければ交わることはないし、センスが噛み合ってもタイミングが悪かったら出会わない。その二つが交差した点を運命の出会いっていうのでしょうか。

時節柄、少ししょんぼりしていた僕のところに、一通の気に掛かるメールが届きました。インドの手仕事を用いた自身のブランドを見てほしいという内容でした。まったく見たことも聞いたこともないブランドからのメールでしたが、とにかく気になりました。何が?と言われても答えられません。それが「センス」の面白いところでしょう。すぐに商品を持って来ていただいて、すぐにオーダーできるだけさせていただきました。そうしたら、面白いことに、ブログなんかではいっさいご紹介していないのに、しっかり常連のお客様が購入してくださったのです。これもセンスとタイミングのつながりでしょう。今回は、そんな運命の出会いを果たした「muni*(ムニ)」さんに、お洋服ではなくバッグを作っていただきました。

インドの手仕事の極みとも言える、「カンタ」の布地を用いたバッグです。

 

「カンタ」とはインドに古くからある、古布を重ねて手差しのステッチを施したキルティング上の布地のことを言います。ブロックプリントという木版のプリントが盛んなインドにおいて、様々なプリント柄を重ねたカンタや、カンタにカンタを重ねたものまで、さまざまな布地が存在する面白さがそこにあります。

 

そんなカンタを用いて、今回「muni*(ムニ)」さんに作っていただいたのは、実用性とアクセサリーを兼ねたような、気持ちが明るくなるようなバッグです。

 

巾着バッグとしても活躍し、ショルダーサコッシュとしてもお使いいただけるバッグです。

 

ショルダーの紐は調整が可能で、ワンショルダーでハンドバッグのように持ったり、長くして斜めがけで持ったりすることが可能です。

 

巾着の持ち手はとっても可愛いビーズワークが施されています。僕がメールをいただいた時に引っかかったところは、こんなプラスアルファの手仕事でした。

 

初めてメールで拝見したのはお洋服数点でしたが、インドの手仕事だけでなく、その中にデザイナーである武田さん個人の手仕事が絡むことで、全体に唯一無二なものへ仕上がっています。こんなビーズワークも素敵なのです。

 

今回ご紹介するバッグは、表地はカンタ、裏地はハンドブロックプリントという贅沢なもの。

 

カンタは本当に様々な模様がありますからね。このバッグは、お客様に選ぶ楽しみも一緒に届けてくれますよ。「地味だな……」と思っても、実際に持ってみるとその地味さが意外にちょうど良かったりするから面白い。

 

大きく分けて3色展開となっております。とは言っても結局全部違った柄ですので、全て1点ものということになるのですが……。

 

まずはこちらが「アソートカラー」です。つまり、カンタそのものです。このような薄緑の柄物もあれば……

 

このような発色のいい赤色のカンタもある。個性のはっきりと出た布地そのものの魅力を味わっていただけます。ただ、個性がある一方で、「はっきりとした色合いが多くて私には難しい!」なんて声も聞こえてきそう。そこでお願いしたのが、オーバーダイ。カンタの柄の上から染色したものを制作していただきました。

 

一つはチャコールグレー。

 

もう一つはインディゴです。それぞれ、カンタのうえに染色しているため、元々のカンタの個性が滲み出た染色となっております。色はそれぞれアナベルのショッピングページで吟味していただくとして、形をご紹介いたします。

 

四角い巾着の布袋です。

 

持ち手を引っ張るとキュッと閉まる。

 

肘にかけてちょうどいい。

 

肩にかけてもいい。

 

内側についた紐を使ってサコッシュのようにも使えます。

 

さらに持ち手を結くと可愛らしい巾着ショルダーに。

 

デザイナーの武田さんは前職でインド中を駆け巡り、インド全土の手仕事を目にして来たと言っても過言ではないくらい、インドのもの作りに関わって来た人です。最初にいただいたメールから、それを伝えたい魂がはみ出していた(!)のを感じました。

 

実は来年の春からブランドを正式にスタートする「muni*(ムニ)」の武田さんに、無理を言ってこの春夏からアナベルにお洋服を並べていただいたばかりでなく、今回はさらに無理を言って、この状況下でこれだけのバッグをインドで生産していただきました。

 

アナベルのスタイルにもしっくりくるバッグに仕立ててくださいましたので、この場をお借りして、限定数量とはなりますが、販売させていただきます。

 

お気に入りの布地を選ぶ感覚で、お気に入りのバッグを手に入れてください。きっとそれは、あなたにとって唯一muniな存在となってくれることでしょう。

 

とにかくセンスのいい、これからが楽しみなブランドです。ぜひ初年度から応援してみましょう。センスとタイミングが合えば!

<ご購入はこちらから>
カンタのバッグ:muni* 
¥16,500(税込)

 

動画でも詳しい説明をしていますのでぜひご覧くださいね。

 

「muni*」さんのインスタグラム:@muni_wala_

モデル:伊佐奈々 文 : 伊佐洋平 撮影 : 川本浩太

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