内田彩仍さんの今秋の着こなしvol.2「ニットコート」

ナチュリラ
2021.09.21

この秋も、家時間が長い日々が続いていますね。『ナチュリラ』秋号に登場していただいた内田彩仍さんも、「毎日、着心地のいい服で過ごしています」とのこと。近所への買い物や散歩に出かけるときは、さっと羽織れるロングカーディガンのようなアウターを重宝しています。


それがこちら、「Manna(マンナ)」のニットコートです。やわらかな印象のライトグレーの色合いが、やさしい気持ちにさせてくれそうですね。


前のボタンを留めると、このようなシルエットに。少しカッチリした雰囲気になるので、きれいめな着こなしにも合いそうです。


白いレザーのボタンは上品なのに軽やかさがあって、大人の余裕を感じさせてくれます。「袖口はラフに折り上げるほうが、このコートのロングカーディガンのようなゆるやかな雰囲気に合っている気がします」


バックスタイルはベルトつきなので、後ろにほどよく重みが出てすっとして見え、長い間着ていても前のほうにずれにくいのだとか。見た目と着心地が両立したデザインになっているのですね。


『ナチュリラ』秋号ではこのように、「マンナ」のデニムワンピースと合わせてほどよいメリハリをつけていた内田さんですが、「やさしい色合いの服を無性に着たくなる日があって、そんなときは中に着る服も淡い色を選びます。このライトグレーのコートは淡色同士で組み合わせても美しく調和してくれそうです」


ちなみにこちらのニットコートは全3色で、左からグレー、ライトグレー、ブラック。この色違いのコートを取り入れたコーディネートも見せていただきましょう。


まずは、濃いめのグレー。「この色が、どんな服にも一番合わせやすいかもしれません。私の最近の定番は黒いバッグと黒い靴の組み合わせなのですが、コートの黒い革ボタンに合わせて、小物も黒で揃えるとすっきり見える気がします」


お次はブラック。「ニットなので黒でもあまり強い印象にはならず、普段着の着こなしにも気楽に取り入れられそうですね。こんなふうに一番上のボタンだけを留めて着ると、また違った雰囲気に。中に着ている好きな服をチラリと見せることもできて、満足感が高まります。」


やや大きめのかごバッグで、抜け感を出した内田さん。さすがのコーディネートですね。ところで、中に着たワンピースも気になるのですが……


ということで、ニットワンピースも見せていただきました。こちらも滑らかな編み目が美しいウール素材。首元がほどよく詰まっているので、カジュアルすぎずエレガントな印象です。


ドロップショルダーのゆるっと感と、袖をぎゅっと持ち上げた着こなしのバランスが絶妙ですね。長めリブの袖口のおかげで、甘さが抑えられるのも嬉しいポイントです。


シンプルデザインのアクセントになっているのは、ゆるやかな曲線を描くベルト。2つのボタンでこのように留められています。このベルトのおかげで、ニットワンピースでも体のラインが出すぎず、お腹まわりをすっきり見せてくれます。


バックスタイルは大きなボックスプリーツでニット生地が二重になっているので、気になるお尻まわりもカバー。膨らみすぎずシュッとして見える背中のラインが、中央のプリーツが引き立たせます。


ニットワンピースは裾が丸まってしまいがちですが、こちらはしっかりとしたリブが施されていて、ストンとした落ち感のあるシルエットをキープしてくれます。


こちらもカラーバリエーションは3色で、左からブルー、ライトグレー、ブラックです。この中のブラックを内田さんに着てみていただくと……


シックで素敵! 首元のアクセサリーと足元の靴の白で軽さを出せば、全身黒の着こなしもやさしい雰囲気に仕上がりますね。


「マンナ」のニットコートとニットワンピースを組み合わせた内田さんの着こなし、いかがでしたでしょうか? 明日は、日常着としてもお出かけ着としても活躍するプリーツワンピースをご紹介します。

photo:大森今日子

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Profile

内田彩仍

Ayano Uchida

福岡県在住。夫、愛猫と暮らす。ていねいな暮らしぶりや素敵な着こなしが注目を集める。主な著書に『いとおしむ暮らし』『家時間』(ともに主婦と生活社刊)などがある。この秋、新刊『大切なこと』(PHP)を刊行予定。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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