「楽しく自由に適当に」…おすすめ帖vol.66

おしゃれさんコーディネート
2021.10.09


『ナチュリラ』本誌でも、季節ごとのリアルクローズとそのおしゃれな着こなし方を提案してくださっている人気セレクトショップ「アナベル」。店主の伊佐さんによる「季節のおすすめ帖」連載コラムです。季節ごとのおすすめの品を月に2回、ご紹介しています。

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photo:川本浩太 text:伊佐洋平 model:伊佐奈々

 

さて、ワクワクする重ね着の季節がもう、すぐそこまでやってまいりました。お洋服が好きな方には、最高の季節です。でも重ね着に苦手意識がある方(妻)にとっては、クロゼットの前で思考停止する時間が増えてしまう季節です。重ね着のコツは、「楽しく自由に適当に、たくさんやってみる」ということだと思います。そして重要なのは、やった後に自分で感想を持って、少しだけ考えてみることです。

 

「もう少しシャツの丈が長かったらよかったのではないか?」とか

「もう少しパンツのシルエットに丸みがあったら良かったのではじゃないか?」とか

「シャツとパンツの色合いが近ければ良いのではないか?」などなど。

重要なのは、やってみてから考えること。やる前に考えすぎないこと。

 

 

秋らしいグレーグリーンのスカートに、思い切ってロングシャツを。

 

 

脇はこんなに開いているロングシャツだから、内側との色合わせも馴染ませやすいし軽さも出る。

 

このように結いてみると、また違った印象を覗かせる。さて、このうえに何を重ねよう?

 

 

今シーズン気になるベストを重ねてみよう。こんな風に背中のあいたデザインは、ものにすれば百人力。映え目線でもスタイリング目線でも、ぜひ取り入れていただきたい個性的でかつ、意外なほど活躍するアイテムです。

 

ワンピースやロングシャツにベストを重ねる場合、同系色でまとめるといい感じです。ぜひ試してみてくださいね。

 

 

さて、ベストの上から何を着よう?

 

 

多色使いのレイヤーには、総柄を一つ入れると安定感を感じます(私個人の感想)。色が3色連なると、色合わせが限定的になってしまうような、上手にはぐらかしてくれるような、そんな作用があるのかな?と思っています。

 

 

だからこの場合、ワンピースやロングシャツを柄物に、コートを単色にしてもいいのかな?って、撮影の時には少し悩みました。結果、より映える方に。

 

 

次々と重ねていると、さらに何か重ねたくなって、存在感のある民族ショールを纏ってもらいました。手紬、手織の本物の民族ショールは「GASA*」の服の迫力に見劣りすることなく馴染み、真冬の寒風からも守ってくれることでしょう。

 

 

結構な枚数のレイヤーも、多色使いも、色のトーンや直感的な違和感を察知することで、楽しく取り入れることができますよ。外出する機会も少しずつ増えてきそうなこの頃、鏡の前で楽しく練習してみて下さい。楽しく自由に、適当に。

 

 

スカート:maison de soil ¥24,200(税込)

ロングシャツ:HAVERSACK ¥27,500(税込)

ベスト:GASA* ¥28,600(税込)

コート:GASA* ¥110,000(税込)

発売中の『ナチュリラ』秋号vol.55では伊佐さんが選んだとっておきのボアベストとその着まわしをご紹介しています。本誌もぜひご覧になってみてくださいね!

 

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アナベル

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営業時間:11:00~20:00 水曜定休
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