【ふたりのオフタイム Vol.1】髙橋(山田)初美さん、克則さん
人生後半は、ちょっと歩くスピードを緩めて、今まで見えていなかったものに目を凝らし、聞こえていなかった音に耳を澄ませたいもの。そんな夫婦ふたりのオフタイムのおしゃれを見せていただきました。
夫に誘われて初めての
アウトドアファッションを
家の裏すぐに、こんな緑豊かな散歩道がつながっている。初美さんのコートは「アンドワンダー」のもの。軽くて防風水性にすぐれ、脇下のファスナーを開くとポンチョにもなる。黒のインナーは「ザ・ノース・フェイス」。「ハリウッドランチマーケット」のオフ白のキャップで顔まわりだけ明るく。克則さんのブルゾンは「ザ・ノース・フェイス」、パンツは「GU」。お気に入りのキャップは「アブガルシア」。
長年ファッションディレクターとして活躍してきた初美さん。56歳のとき、高校の先輩だったという克則さんと再会して結婚。今年拠点を北海道へ移しました。ガラリと変わったのが、オフタイムの過ごし方。克則さんの趣味は釣り。休日になると釣りざおを持ってふたりで出かけます。
「今まで仕事しかしてこなかったから新鮮ですね。川の中に立って釣り糸を垂らしているだけで、気持ちがいいの」と教えてくれました。
当然ファッションもガラリと変わりました。釣りに行く際はもちろん、普段もスポーツブランドの服をよく着るように。
ただし、さりげなく「サンローラン」のパンツや「バレンシアガ」のバッグを合わせたりとミックスさせるのはさすが!
克則さんも、初美さんのアドバイスで、以前よりぐんとおしゃれになったのだとか。
当たり前だと思っていた人生の横にもう一本の道がある……。人生後半のふたりのオフタイムは、始まったばかりです。
家の近くでくつろぐときには
動きやすい服が一番
築27年の中古住宅を購入。ソファは家具の街・旭川で。ゆったりとしたアイボリーのパーカに「ヘリーハンセン」のパンツを。眼鏡は「サンローラン」。
DIYがお得意の克則さん。家の裏山の木をマイ・チェーンソーでカットして材料に。赤いチェックのシャツは古着。茶色のパンツは「ワークマン」で見つけたもの。
photo:大森忠明 text:一田憲子
もっと詳しい内容は、ただいま発売中の
『大人になったら、着たい服 '21-'22 秋冬』でご紹介しています。
ご覧になってみてくださいね。
Profile
髙橋初美、克則
初美さんはサンエー・インターナショナル(現TSIホールディングス)で長年ブランディングとPRを担当。音楽、アート、ファッションを組み合わせた企画を多数手がける。退社後はSmile Inc.の代表としてファッションディレクターに。今年拠点を地元北海道に移す。克則さんは設計会社に勤務後、独立。5年前に結婚。
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