驚きの軽さと心地よさ「Phlannel(フランネル)」のヤクウールニット
~「DOKODO」より vol.10 ~
ニット素材には大きく分けて3種類あります。「動物繊維」で代表的なものは、ウール・アルパカ・カシミヤ。「植物繊維」ならコットン。「化学繊維」はアクリル・ポリエステル・ナイロンなど。様々な素材がありますよね。
今回はその「動物繊維」の中で、もっとも多く目にすることがある、ウールのニットをご紹介。冬のニットで高品質と言えばカシミヤですが、やはりお高い……。良いものって分かってはいるが手が出しづらい。そこでおすすめなのが今回ご紹介する「Phlannel(フランネル)」のヤクウールニットです。
ヤクウールニットは2020秋冬シーズンのメンズで取り扱っており、温かくてチクチクせずとても軽い着心地に、「Phlannel」らしい色味。品質も良いのにそこまでプライスも高くない。「こんな良いニットを女性にも着て頂きたい!」というおすすめしたい気持ちで、2021秋冬ではレディース品番もお取り扱いしましたので、ご紹介していこうかなと思っております。
生地には、極寒の地に生息するウシ科の動物ヤクの毛を使用。ヤクの生息している地域は昼夜の温度差が30度もあり、そのような環境からヤクの毛質は柔らかな弾力を持ちつつ保温性・通気性にも優れているのが特徴です。中でも通気性の良さは他のウールと比べて秀でている面で、‟洋服を着込んだ際に蒸れにくい”という大きなメリットがあります。
コートのインナーにニットを着込むと、ニットの下の蒸れが気になる時ってありません? 冬なのに汗かくのって少し嫌ですよね。汗をかく事で逆に寒さを感じることもあったりしますし……。誰しもが経験したことあるかと思います。ヤクウールはそんな不快感を無くしてくれる素材なんです。
「通気性が良いなら保温性は?」「本当に温かい?」と不安に思う方もいらっしゃると思いますが、安心してください、大丈夫ですよ。
ヤクの毛質は寒さから身を守る為に、毛足は長くふっくらとしていたり、柔らかく弾力を持っていたりで、物足りなさを一切感じさせません。柔らかさと保温力はカシミヤにも引けをとらないと言われているほど。
あと、特徴の一つは何と言っても驚くほどの‟軽さ”です。
初めてこのニットを持った時、思わず「軽っ!!」とつぶやいてしまったぐらい。重さが気になったので量ってみました(笑)。何と、一枚285gという軽さ。洋服の重さなんて気にしたことない方がほとんどかと思いますが、それにしても軽いんですこれ(笑)。
デザインはシンプルに仕立てられたタートルネック。
袖口のリブ上に矢振り柄を入れてアクセントにするなど、シンプルながらも気の効いたデザインが特徴的な一着です。ネックの高さは高すぎず、首がつまるような窮屈感もなく首元をしっかり温めてくれます。
着た時のシルエットは太めのラグランスリーブで肩周りはゆとりがあり、身幅も程良くゆったりとしたフィッティングに。しかし着丈は長すぎることはなく、ちょうどいい丈に調整してあります。オーバーサイズに作りすぎると野暮ったくなってしまうので、その辺りのサイジングはしっかり設定されており、年齢問わず着て頂けると思います。
袖先のリブ部分を気分によって折り曲げて着てみるのも良いですね。袖先をスッキリさせることが出来ますし、ちょっしたアクセントに。
カラー展開は2色。IVORYとBEIGE。
BLACKやCHARCOAL GRAYのように暗めの色も合わせやすくて良いですが、コートのインナーに着た際、アウターの挿し色になってくれるような、明るいお色もスタイリングするのをさらに楽しくしてくれ、重宝しそう。もちろん一枚での着用も秋冬っぽいカラーの良い色味なのでおすすめ。
「Phlannel」にはPhlannel SOLというラインもありまして、今回ご紹介したのは「Phlannel」の中でもPhlannel SOLのニットです。Phlannel SOLとは、「Phlannel」の中のベーシックラインのことで、コンセプトは「日常で着る服」です。こんなに着心地良いものはデイリーに着たくなりますよ。是非この着心地は着て体感して欲しいものです。
ここで軽くブランドのご説明をさせていただきますね。
<Phlannel>
日本の繊細な美意識と確かな技術の上で「美しい服・受け継がれる服」を求める。
それは心地よい日常の服であり、着る喜びに包まれる特別な服でもある。
あらゆる要素を足し引きし、今の空気感をまとい、時を越える魅力を持つ。
そして、着る人と共に育まれてゆく服でありたい。
<Phlannel SOL>
常にスタンダードであり、ずっと手元に残しておきたいと思えるもの。
時代に左右されず普遍的であり安心感のあるものを生み出したい。
フランス語で土壌を意味するSOL。
鮮やかに花が開く過程には、日光、水、そして土の存在があることを私たちは知っています。誰もが時代のスポットライトがあたる新しいものに目を奪われがちですが、
そこに隠れた変わらない事象にこそ目を向け
Phlannèlの土壌となるような、究極の日常着を提案していきたい。
(ともに公式HPより引用)
シンプルなニットだからこそ、素材やディテールにこだわり、現代的に仕上げる。長く愛せる魅了が詰まった、そんな「Phlannel」のヤクウールニットです。是非一度手に取ってご覧下さい。
三重県四日市市日永5-12-16
TEL:059-349-6815
営業時間:12:00~20:00
定休日:火、水曜(祝日は営業)
https://dokodo.jp
Instagram「@dokodo_mie_official」
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