「式典〜shikiten〜」…おすすめ帖vol.74

おしゃれさんコーディネート
2022.02.12


『ナチュリラ』本誌でも、季節ごとのリアルクローズとそのおしゃれな着こなし方を提案してくださっている人気セレクトショップ「アナベル」。店主の伊佐さんによる「季節のおすすめ帖」連載コラムです。季節ごとのおすすめの品を月に2回、ご紹介しています。

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photo:川本浩太 text:伊佐洋平 model:伊佐奈々

 

式典は暮らしの節目です。それは始まりだったり、終わりだったりします。日々の忙しさに流されながら生活する中で、少し立ち止まって様々な思いを巡らせる良い機会なのかもしれません。多くのお客様のご要望から始まったアナベルでの式典フェアも今年で5回目を迎えます。今回は、その一部のスタイリングをご紹介したいと思います。

 

 

式典の装いはお洋服も大切ですが、小物もとても重要です。アナベルでは「JEUJYEI(ジュージェイ)」のレースのアクセサリーと、花屋西別府商店によるブローチ作品、森のオクリモノを中心に、式典にふさわしく、普段も使っていただけるようなカバンや小物をご用意しています。

 

 

毎年お洋服の中心を担うのは「NO CONTROL AIR(ノーコントロールエアー)」のフォーマル素材のシリーズとアナベルの視点で選んだその他のもので構成しています。こちらのスタイリングは、ワンピースが「ノーコントロールエアー」のフォーマル素材で、ムーングレーという柔らかい新色のライトグレー。そして上から羽織っているのは、同じブランドのマカロニポリエステルという軽くて爽やかな光沢感のある素材のジャケットです。

 

 

ジャケットで使用されているマカロニポリエステルのシリーズは、昨年の春に登場して、実はアナベルの式典フェアでも人気の素材でした。昨年はパンツとジャケットの提案でしたが、今年は何があるかな? と楽しみに展示会に臨んだところ、メーカーの展示会になかったので、デザイナーにお願いして別注で作っていただきました。今回は、Aラインワンピースも加えて、パンツ、ジャケットの3種類がございます。

 

 

ワンピースを同素材のマカロニポリエステルに変えて、セットアップでスタイリング。

 

 

春の入学式などは、ジャケットもあったほうが良いでしょう。

 

 

季節が進んで初夏や夏に式典や家族写真などを撮影する機会があった場合、ワンピース1枚でちょうど良い。袖は7分〜8分ほどですので、手首周りやリングをなどのアクセサリーも楽しみたい。

 

 

こちらは色違いのエクリュです。明るい印象でスタイリングしたい場合におすすめのお色で、ホワイトと同様に、ネイビーやグレーなど、その他の色との組み合わせでもスタイリングしやすいお色ではないでしょうか。その他の組み合わせは、19日からの式典フェアでは、様々なスタイリングとともにご紹介をいたします。

 

 

こちらはブラックですが、ご覧の通りカーボングレーのようなチャコールグレーのような、柔らかさが魅力のブラックです。アクセサリーとしてネックに付けたものや、ベルベットのシューズがブラックですので、その絶妙な色合いがわかっていただけるかと思います。

 

 

こちらのブラックは、喪服としてはお勧め致しませんので、喪服としても併用できるブラックをお探しの方は、フォーマル素材のブラックがおすすめですよ。そちらも式典フェアでご紹介いたします。

 

 

こちらが昨年の式典フェアで人気だった、ワイドパンツのセットアップ。何が人気の要因だったかというと、「式典が終わってもこれなら使える」が大きなポイントでした。やっぱり皆さん、併用できるもので自分らしいものをお探しです。着なれないスーツや堅苦しいその場限りのお洋服はできたら買いたくないと思っている。

 

 

その点こちらのマカロニポリエステルは、そもそもデザイナーは式典に使うなど微塵も考えていなかったそうですから、当然普段使いが可能です。というよりも本来はそちらがメインです。

 

 

パンツだけならカジュアルな装いにも大活躍です。

 

 

ボーダーTシャツでワンツーコーデ。人によって式典のご予定は様々かと思います。どのようにどの程度使うかでベストなものをお選びいただけたらと思います。お子様の入園や入学が済んだら当面予定がない、という方にはまさにマカロニポリエステルのようなものはもってこい。終わったらパンツは日常着として、ジャケットは通勤にもお使いいただけますし、少し綺麗目なファッションとしてジャケットを使用することも当然考えられます。先ほども申し上げましたが、そもそもカジュアル服としてデザイナーは考えていたものです。アナベルが勝手に「式典に使える!」と思ってご提案しているのです。谷折れ、山折れの嫌なシワは付きづらく軽い。そして何より嬉しいのは程よい光沢感です。キラキラしすぎないし地味ではない。皆様のご都合に合わせて、他のものをミックスしても良いと思います。お悩み期間をどうぞお楽しみください。

 

 

ジャケット:ノーコントロールエアー ¥25,300(税込)

ワンピース:ノーコントロールエアー ¥29,700(税込)

パンツ:ノーコントロールエアー ¥24,200(税込)

フォーマル素材ワンピース:ノーコントロールエアー ¥29,700(税込)

レースのアクセサリー色々:ジュージェイ ¥5,000程〜

花屋西別府商店のブローチ:森のオクリモノ ¥6,600〜¥11,000(税込)

発売中の『ナチュリラ』冬号vol.56では伊佐さんが提案する移動手段別のコートの着こなしをご紹介しています。本誌もぜひご覧になってみてくださいね!

 

←その他の「アナベル」の着こなしはこちらから

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