あらゆる体形にマッチする! 「リムホーム」のバンドカラーシャツ
名作と呼ばれる映画には、必ずといっていいほど実力派の脇役が存在するもの。それは、おしゃれも一緒です。一見何げないのに、実は丹念にこだわって作られたアイテムたちは、主役を引き立てるための十分な腕前を持ち合わせています。この連載では、そんな“おしゃれの名脇役”にスポットライトを当て、王道のものから隠れた逸品まで、幅広くリポートしていきます。
クローゼットに1~2枚あるアイテムといえばシャツ。でも、実はワードローブとして活躍していない、という声も耳にします。理由は、「苦手意識があるけど一応持っている」、「数年前は似合っていたのに、最近しっくりこなくなった」から。そんな方たちにぜひ試していただきたいのが、福岡発セレクトショップ「アンビエンテ」のオリジナルブランドとして2010年にデビューした「リムホーム」の定番シャツ!
「リムホーム」フラップシャツ ハート¥21,000
※商品の価格は2022年3月現在のもので、表示は税込みです。
「約7年前から続いていて、取引先やお客様の声を取り入れながらパターン修正を繰り返し、現在の形となっています」と語るのは、「アンビエンテ」の代表を務める浦田一秀さん。定番のほか、シーズンごとに素材や柄を変えてバリエ豊富に展開しています。
「リムホーム」フラップシャツ 左からサックスブルー¥22,000、サックスブルー(サッカー)¥24,000、リバティ各¥22,000、ホワイト¥22,000
生地は、シルクのようななめらかさを誇る200双糸で織りあげたもののほか、ファンが多い「リバティ社」、イタリアの老舗生地メーカー「アルビニ」など、クオリティの高さが光るものばかり!
ちなみに、写真でトップバッターを飾った白シャツは、よく見るとハート柄なんです。
参考にしたのは、ヴィンテージのビブドレスシャツ。ここ数年人気が高いバンドカラーは、襟付きが得意ではない人も、似合いやすいと言われています。
シャツを手に取って感じるのは、身幅の広さ。
実際にまとってみると、ドロップショルダーとゆったりシルエットで、ちょうどいいリラックス感! 年々、肉付きがよくなっている取材スタッフの上半身も、まったく気になりません。
「いろんな体形の方が着ても、きれいに見えることを心がけています」
なぜきれいに見えるのか。その理由はバックスタイルにアリ。
「身幅が広いぶん、後ろにはタックやギャザーを入れていません」
この絶妙なゆったり感のおかげで、合うシャツがなかなか見つからないと悩むバストがふくよかな人からも、好評を得ているのだそう。
「ほどよいゆるさなので、春はTシャツを中に着てはおりっぽく使うのもおすすめです」
「リムホーム」フラップシャツ ハート¥21,000、「カフネ」Tシャツ¥9,680 右:「リムホーム」フラップシャツ リバティ¥22,000、Tシャツ各¥7,480
「比翼仕立てで隠れているボタンは、はおりとして使った時に見えても洒落感を損なわない薄めのシェルタイプを採用しました」。一番上にボタンは付けていないのは、首まわりをスッキリ見せるため。
両サイドには、抜け感と軽さが出せるスリット入り。
コンセプトである“Less is more(少なくして豊かになろう)”の頭文字をブランド名に掲げ、“加えて飾るよりも、減らして服と着る人の本質や内面を引き出せるような服”を提案している「リムホーム」。このシャツと出会えば、もう何着も買い足さなくてもすむかもしれません。
photo:花田 梢 text:三宅桃子
TEL:092-738-7447
公式オンラインストア:https://ambiente-otemon.jp/
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。