高機能なうえタウンユースにぴったり! 「ザ・ノース・フェイス」のレインコート
名作と呼ばれる映画には、必ずといっていいほど実力派の脇役が存在するもの。それは、おしゃれも一緒です。一見何げないのに、実は丹念にこだわって作られたアイテムたちは、主役を引き立てるための十分な腕前を持ち合わせています。この連載では、そんな“おしゃれの名脇役”にスポットライトを当て、王道のものから隠れた逸品まで、幅広くリポートしていきます。
アジサイの蕾がふくらみ始めると、もうそろそろだな、と意識し始める梅雨。と同時に気になるのが、雨の日用の服や小物です。いくつかショップを回っている途中で、ココはチェックしておかなくちゃ! と立ち寄ったのが「ザ・ノース・フェイス」。1966年にアメリカ・サンフランシスコでマウンテンスポーツの道具を販売する小さなショップをオープン後、規模を拡大し続け、現在ではアウトドア業界を牽引している人気ブランドです。店内には、魅力あふれるアイテムが揃っていて、さっそく目移り。そんななか、いい意味で“ぽくなくていいな”と思ったのが、こちらのレインコートでした。
「ザ・ノース・フェイス」ブリーズライトニングコート(レディース)各¥29,700
※商品の価格は2023年5月現在のもので、表示は税込みです。
「ザ・ノース・フェイス」のレインコートで勝手にイメージしていたのは、厚手の生地でアウトドアっぽいデザインが多いんだろうなー、ということ。でもそれが“らしさ”でもあるからぜんぜんアリ、と思っていたのですが、このレインコートを見つけた瞬間、コレがいい! となりました。なぜなら、タウンユース用に開発されたモデルで、どんな服にもマッチするシンプルさと、アウトドアブランドならではの機能性がすばらしかったから。
このレインコートを企画した、ライフスタイルグループ・マネージャーの西野美加さんが、まず教えてくれたのがこだわりの生地について。
「『ザ・ノース・フェイス』が独自開発した、ハイベント2.5層という防水透湿性に優れた薄手の素材を使用しています。とにかく軽くて、やわらかいのも特長です」
裏側を見てみると、細やかな凹凸が。
「肌の接地面を減らすべく、ビーズ加工が施されています。汗ばむ季節に着てもベタつきにくく、サラッと感が続くと好評です」
通気性をよくするための工夫は背中にも。
「ヨーク部分にベンチレーションを入れて、ロング丈でも快適に過ごせるようになっています」
雨の日は、傘をさしているぶん、動きやすさも重要視したいところ。
「腕の上下運動がしやすいラグランスリーブにしました。厚手のトップスが着られるくらいのゆとりもあるので、肌寒い季節にも適しています」
暴風雨の時に活躍するフードの後ろ側には、視界を妨げないよう調整できるドローコードが。
ポケットにも、抜かりなくファスナー付き。
スタッフサックに入れてコンパクトに持ち歩けるのも◎。バッグの中にポンッと入れられます。
機能面だけではなく、ちゃんとファッション性も考えられているのが嬉しいところ。
「前ボタンを留めてウエストのドローコードを絞るとメリハリがつき、ワンピースのようなルックスになります」
生地となじむ同色の前ボタンを選ぶことで、より洗練された印象に!
2年前から定番化したこのレインコートは、社内でもかぶり率が高いほど人気なのだそう。雨の日以外にも、アウトドアミックスしたい時にサクッとはおってもいい感じ。高機能なロングコートをお探しの方は、ぜひチェックしてみて。
photo:古家佑実 text:三宅桃子
フリーダイヤル:0120-307-560
公式サイト:https://www.goldwin.co.jp/tnf/
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