コンプレックスから導き出した黄金バランスでスカートとワンピースを 大鋸礼子さん 「夕日堂」店主

大人になったら、着たい服
2019.07.23

60歳で髪を
染めるのをやめたら
おしゃれの楽しみが
ぐんと広がりました

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はっとするほど大胆なストライプのスカートに、ノースリーブのトップスだったり、華やかな赤い花の散るワンピースだったり。まるで映画の中から抜け出してきたような装いに、さぞかし昔からおしゃれが大好きだったのかと思いきや。

「いえいえ、田舎で育ったので、高校生のころなんて、おしゃれからは程遠かったんですよ」

と大鋸さん。おしゃれに目覚めたのは、大学卒業後、先輩の営むブティックでワンピースを選んでもらったとき。

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「それを着ると自分が変わったみたいで。洋服ってこんな力があるんだ、とワクワクしました」

やがて大阪で働くようになると、ジャズ好きだったこともありジャズバーに通うように。

「そこで180度おしゃれが変わったんです。ミュージシャンたちと友達になって、どんどん派手になりました(笑)」

その後、イベント企画会社に転職。当時はバブル時代。仕事のほかにも、芸術、外食、買い物と、華やかな日々を送っていたのだといいます。

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そんな大鋸さんが、故郷和歌山に戻ったのは、ご主人との結婚がきっかけでした。ヨットマンのご主人が和歌山の海を気に入り、海辺の土地を購入。こうして建てた家は、リビングの窓から水平線までを見通せるという素晴らしいロケーションです。

バリバリと働いていたキャリアを捨てるのには抵抗がなかったのですか? と聞いてみると

「私は、お嫁さんをやりたかったのかもしれませんね」

と大鋸さん。和歌山に帰ると生活もガラリと変わりました。

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それでも、今では手持ちのものを組み合わせておしゃれをするのが楽しくて……。

「小柄な割に、お尻は大きいし、O脚だし……。そんな私でも大丈夫なように、と考えたバランスがギャザースカート+小さめトップスでした。60歳で髪を染めるのをやめてから、いろいろな色が着られるようになりましたね」

5年前から古い着物と古道具を集めたお店「夕日堂」を営むようになったという大鋸さん。さまざまな経験を経て、たどり着いた海辺の故郷での暮らしは、洋服のように、自分らしさに寄り添ってくれているようです。

photo:岡田久仁子 text:一田憲子

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Profile

大鋸礼子

Reiko Oga

1957年生まれ。広告制作会社、イベント企画会社を経て結婚。家庭に入る。その後、夫と一緒に故郷和歌山に戻る。現在は着物と古道具の店「夕日堂」を営む。
https://youhido.exblog.jp

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