【変わるおしゃれ 変わらないおしゃれ】伊庭貞江さん グラフィックデザイナー Vol.2
大人になったら、着たい服
2020.04.28
おしゃれも、仕事も
自分らしいバランスを見つけて
手を抜かず
向き合うことが大事
若いころから好き嫌いがはっきりしていたそう。
「人と同じというのが嫌い。『変わってるね』といわれるのは、私にとってほめ言葉でした」
そんな伊庭さんですが、最近選ぶ服が少し変わってきたそう。
「ずっと女っぽいものが苦手。ランドセルも赤じゃなく黒がいいと思っていました(笑)。でも、歳を重ねて、ちょっと甘さを加えてもいいのかなと思い始めて。フリルは無理だけど、ギャザーならいいかなとか。3年前にグレイヘアになってから、やわらかい色も着るようになりました」
好き嫌いの「ものさし」は変わらずとも、測る幅は変わっていい。「いつも同じ」に見えるけれど、自身の変化に合わせて、バランスを微調整する……。それが、伊庭さんの少ない服で楽しむおしゃれの本質のようでした。
photo:瓜坂三江子 text:一田憲子
どこの洋服? など、もっと詳しい内容は、ただいま発売中の
『大人になったら、着たい服 2020 春夏』でご紹介しています。
ご覧になってみてくださいね。
Profile
伊庭貞江
Sadae Iba
1961年生まれ。美術大学卒業後、広告制作会社勤務、フリーランスを経て17年前にグラフィックデザイン事務所「トラムワークス」を設立。2015年に展示、イベントなどを行う「イーバギャラリー」を立ち上げる。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。