毎日口にするものは、安心で美味しいものがいい 「土佐の塩丸」の塩

今日のひとしな
2021.03.17

~「nagaya.」よりvol.17 ~

今日は「nagaya.」スタッフのみほがお伝えします。

日々の生活に、というより生きるうえで欠かせないのが塩。もちろんとりすぎてはいけないけれど、なくても文字通り生きていけない。最近では、私の住む田舎のスーパーにもいろいろな種類の塩が並ぶようになりました。

そんなお塩は、海に囲まれた日本では古代から試行錯誤して作られてきました。海水をそのまま鍋で煮詰める「直煮法」、藻塩に海水を繰り返しかけて濃縮させてから煮詰める「藻塩焼」。海水を浜に撒いて作る塩田での「製塩法」は、こどもの頃にテレビで地方を巡る時代劇などでよく見かけました。近年では塩化ナトリウムを抽出したものなど色々あります。

古来の製法だから良し、輸入だから悪いということはないのは分かるけれど、それでも、どこでどうやって作られているのか知ると安心します。それに美味しいならなお嬉しい。

「nagaya.」で取り扱っている塩「土佐の塩丸」は高知県黒潮町で作られた天日塩です。

良く晴れた日に汲み上げた海水を採鹹(さいかん)やぐらの上からかけ、流れ落ちたものをまたかけるの繰り返しで濃縮させます。これをろ過して、結晶ハウスに移し撹拌しながら結晶化させ、最後に脱水して塩とにがりに分けて出来上がり。文字にすると少ない工程のひとつだけれど、成分を整える作業である「撹拌」は特に大切で、丁寧に手で混ぜていきます。波が打ち上げるようにさらさらと手を動かします。その後タイミングを見極め採塩。この撹拌と見極めで味が決まります。

組み上げから仕上げまで途中で火を使うことはなく、太陽と風の力のみで作り上げられています。そのため夏場で一か月、冬は二ヶ月。自然の力を借りて、大切に時間をかけて作られた塩です。

「土佐の塩丸」のお塩は、真っ白でしっとりとして、粒はやや細か目です。粒の細かなものは溶けやすく食材に馴染みます。塩辛さは後に残らず旨味があるので繊細な料理にも向いています。

サイズは大と小があり、チャックが付いているのも使いやすさの小さなポイントです。

大きなサイズは毎日のお料理にたっぷり使えるのが嬉しい。

お肉やお魚の下味をつけたり、炒めものの塩、スープの仕上げにひと足ししたり。

小さなサイズは食卓で料理に添えたり、味を変える時に使いやすい大きさ。

白身魚や焼いたお肉にパラリとかけて。せっかく高知の海から採れた塩だから、高知の鰹のたたきに添えて塩たたきもお試しください。炊きたてのつやつやご飯で握ったおむすびや、季節の農作物や、ゆで卵にかけていただけば塩の味がそのまま楽しめておすすめです。

 

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