ごはんと味噌汁の定番朝ごはん

器店主の朝ごはん
2021.03.07

「暮らし用品」米田紀子さんvol.1

1回目は、ごはんと味噌汁の定番朝ごはんです。
うちの定番がこのごはんと味噌汁の朝ごはんです。やはり一日のはじまりにしっかり食べておくとその日一日身体の調子がいいように思います。

和食というと手間がかかるイメージがありますが、朝食なのでできるだけサッと用意できるよう工夫しています。時間の余裕があるときにごはんを炊くなどの準備はしておき、朝は15分程で用意。
本当に簡単なものばかりで恐縮です。焼き魚は魚焼きグリルで数分焼くだけ、蕪は塩もみして、きんぴらは前日の残り、納豆はめかぶとちりめんと塩とポン酢を混ぜただけです。それ以外の食材を使う場合も、芋やかぼちゃは蒸す、キノコはソテーするといった程度。そのかわり野菜は無農薬のものを宅配で、調味料はいいものを使うなどそのままでも美味しくて身体にいいものを選ぶようにしています。朝と昼はサッと、夜に煮物や揚げ物などでゆっくり楽しむといったふうにしています。
素朴でほっとするごはんと味噌汁の朝ごはんには、土もののお皿や飯碗がよく合います。味噌汁は岩手で作られたシンプルで形のよい漆の汁椀に。そしてアクセントとして輪花の小皿や染付のそば猪口を添えて。

朝の忙しい時間に洗い物を増やさないよう、おかず数種をひと皿にまとめるのがおすすめ。手をかけず簡単に用意した朝ごはんもこうやって数種盛り合わせると不思議と美味しく感じられます。

お米は無農薬の玄米を家で少量ずつ精米しながら食べています。土鍋で炊いてお櫃に入れて。お味噌は数年前に友人に教えてもらったのをきっかけに毎年友人達と集まって手作りするように。美味しいので味噌汁を毎日飲むようになりました。
汁椀はやはり本物の漆をおすすめします。手にしたときの持ち心地や口あたりが全然違います。大げさではなく使いはじめると食卓がかわりますよ。毎日使うものこそぜひいいものを選んでいただきたいです。

角皿に入りきらなかったものは小皿や小鉢に。納豆は口をつけたり手に取ってご飯にかけたりしやすいそば猪口がおすすめ。

朝ごはんの後は必ず温かいお茶。みとちゃ農園さんの釜炒り茶は、ごはんを食べ終わった後の一息つきたい気持ちと、さて今日も頑張ろうという気持ちの両方に合っているように思います。当店でもずっと定番で扱っている人気のお茶。素朴な味わいのお茶ですので、口縁に程よく厚みのある陶器が合います。
使用した器は、
飯碗 竹本ゆき子さん
汁椀 安比塗漆器工房
角皿 村木雄児さん
小皿 長戸裕夢さん
そば猪口 萠窯
箸 安比塗漆器工房
箸置 タナカシゲオさん

湯呑 田谷直子さん
ポット 浅井純介さん
コースター つちや織物所
隅切盆 加藤良行さん

お茶
天日干し釜炒り茶 みとちゃ農園

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暮らし用品

大阪府大阪市阿倍野区阪南町1-45-15
TEL:06-6628-2606
営業時間:11:00~18:00
OPEN:土曜~火曜
定休日:水曜~金曜
オンラインショップ: http://www.kurashi-yohin.com
instagram:@kurashi_yohin

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