おもちの朝ごはん
「カウリ」中内さん vol.4
最終回となる第4回目の朝ごはんは、おもち。
ある日、暮らしのプロみたいな人が、週の半分はきなこもちの朝食という簡単な食事を紹介しており、パン食ばかりで身体にもよくないのかしら?と思って、私も真似て、最近はおもちの日も作るようにしています。
おもちは奈良の生駒で作っている「だいどころ飛鳥」さんのおもちのまるちゃん。
「だいどころ飛鳥」さんはおにぎりとおもちを作って、おうちの工房やイベントなどで、不定期ながら販売しています。
「だいどころ飛鳥」さんのおもちは食べていて悪い味がしない。噛むごとに素材の味が滲み出てきて、人の温もりが伝わってくる。本来の「食」ってこういうことなんだろうな、といつも感じるおもちです。
飛鳥さんから焼き方をレクチャーしてもらい、ガスコンロのグリルで弱火で4分。
ええ焼き加減になりました。おもちの白さも神々しい!!
きな粉は購入したお店の人から教えてもらってお砂糖にちょびっとお塩。このお塩加減で味が引き締まってよりおいしくなりました。
15cmほどのお皿は信楽の松波曜子さん。
型で作りながらも、ゆがんだり、一つ一つに個性があってアジがあるうつわです。
女性ならではのお料理にピッタリの大胆かつやさしさのあるうつわです。
小豆が好きなので、おぜんざいもよく作ります。
おぜんざいを炊いた時は、朝から食べて仕事に行くことも。
おぜんざいを炊く土鍋は東京の遠藤素子さん。
小ぶりの土鍋はお米を2合炊いたり、1人鍋やラーメン、うどんなどめちゃくちゃ使ってます。
形がすとんと底までまっすぐで見た目もかわいいのです。
粉引の逆円すい形の鉢も遠藤素子さん。
下から広がる形は、中に盛ったものがきれいに見えて、煮物や和え物にも冴えるうつわです。
箸置きにもなる豆皿。
こういう小さいものは、変わった形や見た目など小物感覚であわせると楽しいです。
朝晩も冷えてきました。
朝から温かい汁物やドリンクで、起きたての身体を芯から温めて、この冬も風邪もひかずに元気に過ごしたいですね。
土鍋 遠藤素子さん
粉引すり鉢型鉢 遠藤素子さん
5寸皿 松波曜子さん
ボウル 白 松波曜子さん 茶 遠藤素子さん
豆皿 白 大井寛史さん 葉 田中敬史さん
うつわについては、10月下旬ころ店頭に並びます。
カウリのホームページやインスタグラムをチェックしてください。
さて、この度は、1か月間、私の朝食とうつわ紹介にお付き合いいただきありがとうございました。
今回は朝食ということで気軽なうつわを紹介させていただきました。
うつわを目の前にして、どんな食卓になるか想像したりして、選ぶ楽しさを味わったのち、手にしたそれが、それぞれの場所でそれぞれの物語を作っていく。
そこにカウリが存在できていることを嬉しく思います。
みなさまの暮らしが豊かな日々になることを願ってます。
奈良県奈良市鳴川町1番地(駐車場なし)
TEL:0742-93-9208
店休日:不定休(SNSなどでご確認ください)
営業時間:11:00~17:00
http://kauri-online.com
Instagram:@zakka_kauri
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