350日の朝ごはん

器店主の朝ごはん
2022.04.09

「asa」塚野鐘美さんvol.1

おはようございます。
札幌市にあります「asa」の塚野と申します。
「器店主の朝ごはん」4月を担当します。どうぞよろしくお願いいたします。
いわゆる「映え」もなくリアルで地味めの食卓ですが、気に入った器でごはんをいただくことは幸せだなと日々感じています。どうぞお付き合いいただけますと幸いです。

家での朝ごはんは、基本的に和食です。
・白米
・お味噌汁
・納豆
・卵料理
・ぬか漬
  +α(梅干しなど)


一年365日のうち、たぶん350日くらいはこのメニューです。
毎日毎日似たような感じですが、飽きません。
朝ごはんをしっかりいただくと、「よし、今日も一日頑張るぞ!」と思えます。

めし碗はたくさんある中から、その時の気分で好きなものを選びます。この日は住田文生さんの器でした。
お味噌汁用のお椀は、堀内亜理子さんのフリーボウルをもう何年も使っています。

漆のお椀の使い心地のよさを、このお椀が教えてくれました。
忙しい時は使ったまま洗わず数時間放置してしまったり、決して丁寧とはいえない扱いをしていまうこともあるのですが(ごめんなさい)、それでもツヤが出てきて、手にしっくりとなじんでおり、もう手放せません。

ぬか漬けは、度々買付で訪れるソウルの骨董街で買った李朝の青磁に。古い器は高価でなかなか手が届きませんが、割と手頃な小皿類は、行く度に一枚二枚と購入し、大事に持ち帰りどんどん活躍させています。

納豆は、西山亮さんのモール小鉢でいただきます。
ちょうどよい大きさで混ぜやすく、納豆が美しく見えるような気がしています。

卵は必ず食べるようにしていて、目玉焼きの時もあれば、スクランブルエッグ、時には生卵を納豆にまぜて。時間に余裕があればだし巻き玉子のことも。(作る工程が好きです)

目玉焼きの日。


だし巻き卵の日。
この日のだし巻き玉子は、工房あめつちさんの角皿に。

実はこの器は、店を始めて間もない10数年前、立ち寄った母が気に入って購入してくれたものです。数年後、母亡き後にわたしの手元に戻ってきてからは、もっぱらだし巻き玉子用として食卓に頻繁に登場しています。

というわけで、今回はふだんの朝ごはんのご紹介でした。
最後までお読みくださりありがとうございました。

*ご紹介した作家さんの器は、「asa」で現在もお取り扱いのあるもの、ご注文いただけるものもございます。お気軽にお問い合わせください。
*工房あめつちさんが参加されるグループ展を開催の予定です。

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asa

札幌市中央区大通西8丁目2−39 北大通ビル11階
TEL: 011-206-6975
オープン日:毎週土曜+イベント開催日
営業時間:12:00~17:00
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Instagram:@asa_utsuwa/

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