常備菜の朝ごはん

器店主の朝ごはん
2023.06.10

「hisoca」川井京湖さん vol.2

こんにちは。6月の朝ごはんコラムを担当させていただきます、京都の烏丸丸太町にある「hisoca」の店主、川井です。よろしくお願いいたします。
今回のお話は「常備菜の朝ごはん」。

いつもの朝は朝食とお弁当作りの後に晩御飯を作ってからお店に向かう日々なので、なるべく晩ごはん用の副菜は多めに作ってお弁当や朝ごはんの一品に添えられる様に常備菜をストックしています。

平日の朝は忙しいので、パンでない時はおむすびに常備菜を添えてシンプルにいただきます。この日は児玉修治さんのオーバル皿に俵おむすびを、小鉢に常備菜のピーマンとじゃこの炒め煮ともやしと人参の胡麻酢和えを添えて。佐々木智也さんのポットで悠三堂さんの清一郎煎茶をいただきました。
シンプルな朝ごはんの時はお盆にセットすると気持ちも引き締まって良いです。
汲み出しや湯のみは小ぶりのサイズだと小鉢として使ったりヨーグルトやフルーツを入れたり色んな使い方を日々楽しんでいます。

 オーバル皿 児玉修治さん
 汲み出し 鈴木美佳子さん
 湯のみ 小谷康弘さん
 ポット 佐々木智也さん
 丸盆 京都炭山朝倉木工さん
 お箸 小泉巧さん

悠三堂さんのお茶は大和高原にて自然農法で育てられた茶葉を使われている優しい風味のお茶で、煎茶、番茶、和紅茶共に「hisoca」でもお取り扱いさせていただいていますがリピーターも多く私も日々ご飯に、お茶の時間のお供にいつも愛飲しています。

週末はお弁当作りもないので、残っていた常備菜を少しつずつプレートに盛り付けると豪華な朝ごはんに!漆のプレートには切り干し大根の煮物、さつま芋のレモン煮、ブロッコリーのおかか和え、ピーマンとじゃこの炒め煮、牛肉のしぐれ煮を。
お味噌汁は九条ネギと油揚げ、わかめのお味噌汁。ご飯にはいただき物のひじきのふりかけを乗せて。

 漆の丸プレート 小泉巧
 飯碗 岩田圭介
 どんぶり小 渡邉由紀
 泡入り小皿 金津沙矢香
 小鉢 古川まみ
 お箸 小泉巧
 箸置き 奥村陶房
 そば猪口 古物

小泉巧さんのパルプレートは漆で仕上げられていますが、艶が抑えられたマットな質感で仕上げられているので日々の器として気軽に使っています。漆器は油や酸にも強いのでパンプレートやディナープレートとして和食以外にもぜひ楽しんでいただきたいです。
またお味噌汁は漆のお椀をイメージされますが、私は陶器のお椀も使います。
渡邉由紀さんのどんぶり小はどんぶりはもちろん煮麺や豚汁など具沢山な汁もののお椀としても愛用しています。

常備菜は簡単に作れるものばかりですが、小さな器に少しづつ盛り付けるとちょっと贅沢な気分にもなりますね。料理は毎日のことなので面倒になる日もありますが、ちょっとした事で気持ちを上げて今日も台所に立っています(笑)

次回は「ワンプレートに盛り付けて」です。来週もよろしくお願いします。

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「hisoca( craft + antique )」

京都市上京区椹木町通烏丸西入養安町242–19 1F
TEL :075-202-3574
定休日:日、月、祝日
http://hisoca-kyoto.tumblr.com
Instagram:@hisoca_kyoto

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