熱々をテーブルに

器店主の朝ごはん
2023.06.24

「hisoca」川井京湖さん vol.4

こんにちは。6月の朝ごはんコラムを担当させていただきます、京都の烏丸丸太町にある「hisoca」の店主、川井です。
今回のお話は「熱々をテーブルに」。とうとう最終回になりましたが、どうぞよろしくお願いします。

忙しい朝を過ごされるお母さんにとっては、朝ごはんはゆったりと時間を取ってと言うわけにはなかなかいきませんよね。準備はできているのに、冷めたご飯をあとから食べる事も多々。出来立ての熱々をゆっくり食べられるのは、それだけで贅沢な朝ごはんだったりします。

奥村陶房さんの鉄絵四方皿は、オーブンが使える耐熱皿です。私はこの器にソーセージやベーコン、あればブロッコリーやプチトマトを入れ卵も割り入れて、パンを一緒にセットしてガスレンジのグリルに入れて使っています。一緒に乗せたものが同時に焼き上がってそのまま食卓で熱々が食べられるのが嬉しいです。サラダが作れなかったので前日の大豆のミネストローネとイチゴと小夏を添えて。小谷さんの面取りカップは大きめでスープにも使える大きさでつい手が伸びてしまうカップです。

 鉄絵四方皿 奥村陶房さん
 面取りカップ 小谷康弘さん
 角小皿 関口憲孝さん
 真鍮スプーン・フォーク 石川智美さん

前の日のスープや味噌汁がたくさん残っている時には、古川まみさんのスープボウルを使って簡単な一人分のリゾットや雑炊を作ります。前日の残りのミネストローネにごはん(ザルで軽く水洗いして滑りを取ってから)を入れて一緒に火にかけて沸々してきたらチーズを入れ溶けてきたらパセリをちらせて完成。直火にかけているので底が熱いので食卓に運ぶ時にはお皿に乗せて。お馴染みのピクルスでお野菜を少し補充。これならお弁当を作る前にセットして火にかけていると、お弁当を詰め終わった頃には出来上がっています。少し時間を置いてからでも熱々が食べられて良いですよ。柄の長い石川智美さんのスタンダードスプーンは持ちやすく、掬い易いのでリゾット、カレー、丼などなんにでも合わせて登場します。

 耐熱スープ鉢 古川まみさん
 スタンダードスプーン 石川智美さん
 オクトゴナル皿(イタヤカエデ) 松本克也さん
 輪花小皿 佐々木智也さん
 ちょこグラス 荒木桜子さん
 コースター RIRI TEXTILEさん

週末の遅めの朝ごはんには土鍋で炊いたごはんが食卓に!この日は娘が大好きなとうもろこしご飯にしました。遠藤素子さんの土鍋Sサイズだと3合炊けるけど、とうもろこしを乗せたので、2合半で炊きました。土鍋で炊いたご飯はおこげも食べられるのが嬉しいですよね。蒸らしてから1度混ぜて再度蓋をして数分おくと、おこげもつるりと取れます。ご飯を炊いている間に、生姜醤油で漬け込んでおいたカツオの生利節に片栗粉をまぶして焼いて、作り置きのベーコンとキノコのソテー、蓮根と人参のきんぴらとグリルで焼いたそら豆を盛り付けて。松本克也さんの鉄媒染のオクトゴナル皿は落ち着いた色合いで和食にも合わせやすく、重宝している器です。

 土鍋S 遠藤素子さん
 オクトゴナル皿(イタヤカエデ) 松本克也さん
 飯碗 岩田圭介さん
 汁椀 小泉巧さん
 面取りカップ 小谷康弘さん
 コースター orange bitter chocolateさん
 竹の鍋敷き FACTORY JIN &POKO

1ヶ月間、我が家の朝ごはんにお付き合いいただきありがとうございました。
前日の残り物や作り置きが多めな簡単な朝ごはんでしたが、家族が元気に今日を過ごせる様にと器に助けられながら何とか日々楽しんでいます。朝は時間に追われているのでなかなか写真を撮って見返す事もなかったので、良い経験をさせていただきました(ぺこり)
日々の食卓を楽しませてくれる作り手たちの器を色々手に取っていただけますので、ぜひお近くにお越しの際はお店にもお立ち寄りくださいね。

それでは、またお会いしましょう!

→「hisoca」の記事はこちらから
→その他の『器店主の朝ごはん』はこちらから

「hisoca( craft + antique )」

京都市上京区椹木町通烏丸西入養安町242–19 1F
TEL :075-202-3574
定休日:日、月、祝日
http://hisoca-kyoto.tumblr.com
Instagram:@hisoca_kyoto

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ