素敵な器を使った朝ごはんコラム、9月担当は「ecila design(エシラデザイン)」の吉田さん

器店主の朝ごはん
2023.09.07

こんにちは。「器店主の朝ごはん」9月のコラムを担当させて頂くことになりました「ecila design(エシラデザイン)」の店主、吉田と申します。

「ecila design」は愛知県の南に位置する豊橋市にあります、雑貨と器を扱う8坪のほどの小さなお店です。豊橋駅からは徒歩15分ほどで、駅西エリアの住宅街の中にあります。この小さな店舗の運営と、広告デザイン業を行っており、店名の「design」はデザイン業からスタートしたことに由来します。「ecila(エシラ)」は反対から読むとalice(アリス)。愛犬の名前です。何語にも意味のある言葉がなかったのが真っ新な感じでいいなと思い、名付けました。
大学卒業後、愛知県瀬戸市の陶器会社に勤務し、退職後地元である豊橋にて店舗をオープンし、今年11周年を迎えました。

20代前半の頃から焼き物祭りやギャラリー、各地のお店巡りを楽しみながらコツコツと器集めをし、勤務先のオリジナル食器も社割でたくさん購入し、結婚する時には新婚どころか、しっかりファミリーの食事ができる量の器が揃っていました。笑

新生活はそんなお気に入りの器たちとともにスタートし、未熟な料理でも随分器に助けられました。

その頃から多少の入れ替わりはあったものの、好みはそれほど変わらずどれも長く大切に愛用しています。日々盛り付けながら「やっぱり素敵な器だな〜」と今でも気分が上がりますし、使い込んで景色の変化してきた陶器のカップは、手に取るたびに大切さが増すことを実感します。

お客様にも、「ecila design」で器とそんな出会いをして頂けたら。
ずっと長く付き合える、お気に入りのものを日々の暮らしに取り入れるお手伝いができたら、、、。
そんな想いでお客様をお迎えしています。

器は個人の作家さん、各地窯元のものなど様々ですが、絵付けのものはほとんどなく、シンプルで使い勝手の良いフォルムにマットな釉薬、土物が中心です。
意識してセレクトしているというより、店主の偏った好みに寄っているというのが正直なところです。どんな料理にも合い、温かみのある器の包容力に惹かれます。
そして、「四日市萬古焼」の土鍋や耐熱陶器を多く取り扱いをしています。


国産土鍋といえば、シェア8割の三重県の四日市萬古焼。伝統ある地場産業にモダンなデザインが加わった、とても素敵なものが多く出ています。
以前四日市土鍋のPRに関わらせて頂き、それ以来土鍋や耐熱陶器調理の素晴らしさ・美味しさに魅了され、季節ものとしてではなく通年で取り扱いをしています。簡単調理で食材のおいしさを引き出してくれて、調理後そのままテーブルに並べても器としても姿が良く、洗いものも減る。いいことがたくさんあります。そんな土鍋調理のことを少しずつでもお伝えしたいと、昆布屋さんとコラボレーションした土鍋講座を開催したり、レシピを紹介するなどの活動も時々行っています。

店主家では、冬の囲む鍋料理だけでなく、日々の調理に土鍋や耐熱陶器を取り入れており、その様子も朝ごはんの中から少しご紹介できればと思っております。

それでは1ヶ月間、どうぞ宜しくお願い致します。

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「ecila design(エシラデザイン)」

愛知県豊橋市往完町字郷社東106番地
TEL:0532-32-6632
営業時間:11:00~17:00
定休日:火曜日+不定休
https://eciladesign.jp
Instagram:@eciladesign

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