銀座のレトロビルにシックな器屋さんを発見！～utsuwa shop「fragile（フラジャイル）」

昨年12月にオープンしたばかりの「フラジャイル」。東京・銀座のレトロビルの５階にあり、看板も出ていないので最初に訪れたときはずいぶんウロウロして、お店に電話しちゃいました（笑）。

もともとはデザインのお仕事をされていたという関根穣司さんが始められたこちらは、日本の作家ものの器を中心に扱っています。

男性オーナーさんらしく、シンプルで無骨な器が多いように感じられましたが、ひとつひとつ味わい深く、お料理が映える器とはこういうものかもしれません。

関根さんには朝ごはん連載の8月分をご担当いただいたのですが、6月のはるやまさんといい、男性の器使いというのは理論的で新鮮です。

 
日本の作家さんのものでは、あまり目にしたことのないモノトーンの器。温かみがありながらモダンな印象です。中尾雅昭さんの森（白黒）シリーズは、「ガラスの器と一緒に夏の食卓の主役におすすめです」と関根さん。

テーブルの中央には、清々しいブルーがまるで夏空みたいな中尾さんのトルコブルーシリーズも。深いグリーンの器も中尾さん作。

 
写真中央の山田隆太郎さんのお皿は、粉引きで緋色。まるで古い時代のもののようで趣がありますね。同じく山田さん作の刷毛目のお皿も。左上のさわやかな白磁の染付は小泉敦信さんによるもの。姫あやめと野菊が描かれています。いずれも４寸～６寸で、普段使いに重宝するサイズですね。

お店の片隅には、関根さんが集めた器やデザインに関する本が並ぶコーナーも。

 9月からは下記日程で個展も開催予定なので、新たな器との出会いを求めて、ぜひお店を訪れてみてはいかがでしょうか？

9/16（土）〜24（日）：有馬和博
10/14（土）〜22（日）：中尾雅昭
11/11（土）〜19（日）：平松壯
12/2（土）〜10（日）：岩崎龍二　

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