狛江編 vol.4 質のいい肉をもとめて自ら狩りに出てしまったカレー屋さん「beet eat(ビートイート)」

地元のおしゃれさんが 案内する 小さな旅
2019.07.27

photo&text「m.Room(エム ルーム)」小林昭子

←vol.3はこちらから


こんにちは。東京都調布市で「m.Room(エムルーム)」という店を営んでいる小林昭子と申します。狛江編第4週めは、とっておきの美味しいカレー屋「beet eat(ビートイート)」を紹介したいと思います。

beeteat_01

「beet eat(ビートイート)」のカレーは思い出すと無性に食べたくなリます。どんな体調の時も、どんな気分の時も、なにかしら必ず満たしてくれるのです。おなかいっぱい食べても、胃にたまる感じがありません。すぐに身体中に行きわたってなじんでしまうような感覚なのです。

beeteat_02

その秘密を知りたくて、店主の竹林久仁子さんに話しかけますが、答えは1つではありません。彼女の人生も色々な経験に満ちていて、その時々でまるで別人に見えるような生き方をなさってきたようです。けれど不思議にその道は、一本の確かな道なのです。

beeteat_03

マクロビオティックとジビエ。一見このふたつはまったく別世界です。あるいは相反するといってもいいでしょう。かたや玄米菜食のイメージ、かたや野生動物の肉を愉しむイメージ。「beet eat(ビートイート)」のごはんは、このふたつをベースに成り立っています。しかも筋金入り。久仁子さんは、マクロビオティックインストラクターであると同時に、自ら銃を持ち動物を狩る人なのです。熊や鹿を狩るため、定期的に1人で北海道へ出向き、1人で解体し、それがメニューに生かされます。

beeteat_04

マクロビオティックって、厳しい菜食主義のように思えるイメージがあったのですが、本来はそのようなものではないそうです。肉を禁止してもいないのです。必要な人とそうでない人がいるだけで、要はバランスです。肉が必要な人には肉を。その場合、本当のオーガニックミートをもとめると、野生に生きている動物を狩るのが一番自然に思えたそうです。

beeteat_05

「beet eat(ビートイート)」に初めて出会ったころ、その美味しさの評判はすでに確かな舌を持つ複数の友人から聞いていました。そして何度か通ううち、わたし自身とても気になっていた地場野菜の露天販売店の野菜を使っていることを知りました。その野菜は、農家さんにとって、栽培することがどんなに心ときめく愉しい作業かが伝わってくる野菜なのです。店舗を構えるまで、この地をご存じなかったはずの久仁子さん、この野菜を探し当てるなんて、すごい嗅覚だと思いました。

beeteat_06

「beet eat(ビートイート)」ってなに屋さんなのと問われれば、カレー屋さんと言わざるを得ません。けれどそのメニューは、人間にとって、すごく質のいい究極の栄養源なのです。身体にいかに自然に溶け込んでゆくか、あらゆる角度から工夫をしているのだそうです。最高の食材を最高に自然に。肉の調理、スパイス使い、野菜の活かし方、その美味しさも最高峰なのです。

beeteat_07

狛江特集ですのに、世田谷区のこのお店をご紹介したのは、理由があります。あまりにも隣接していて、あまりにも美味しいので、ご紹介したい衝動を抑えきれなかったからです。小田急線の喜多見駅に降り立たれることがありましたら、ぜひお寄りになることをお勧めいたします。人気店ですので、予約は必須ですよ。

 

→小さな旅【狛江編】はこちらから

→その他の連載「地元のおしゃれさんが案内する 小さな旅」はこちらから

beet eat(ビートイート)

MAP:
東京都世田谷区喜多見9-2-18 B1-001
TEL:03-5761-4577
営業時間:金〜火曜 12:00〜15:00、18:30〜22:00/木曜 18:30〜22:00
定休日:水曜(臨時休業あり)
https://www.instagram.com/beet_eat_2015/

Check it out

あなたにおすすめ

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ