味わいのある佇まいに夢中! ヴィンテージのフラワーベース

今日のひとしな
2022.01.20

~「POTLATCH」より vol.19 ~


インテリア好きの方に人気の高いヴィンテージのフラワーベース。日本のものはもちろん、海外のものでも素敵な花瓶に出会えるといつも仕入れています。
花瓶と言っても、お花を生けるために作られたものに限らず、水差しや酒器など形の美しいものを花器としてご提案することもよくあります。


どれも個性があり素敵な花瓶ばかりです。何もお花を入れなくてもそのまま飾っておくだけでも絵になると思いませんか?


こちらは福岡県朝倉郡東峰村の小石原地区に伝わる伝統的な陶器、小石原焼きの花瓶。柳宗悦やバーナード・リーチらが「用の美の極地」と称えた事でも知られています。
規則的に並ぶ特徴的な模様は、かんなの刃先を使って小さな削り目を入れていく「飛び鉋 (かんな)」という技法です。ろくろを回しながら、柄杓などで釉薬を浴びせ掛ける「打ち掛け」と合わさり、趣のある一品です。以前にご紹介した小ぶりなトライバルラグと組み合わせて飾っても和洋折衷で素敵だと思います。


ベロ藍の青が美しい出石(いずし)焼きの徳利。出石焼きは兵庫県豊岡市の出石町に江戸時代から伝わる歴史ある焼き物です。
この徳利は明治以降、安定感もあり首が長くて持ちやすいことから、全国に広く普及したそうです。丁寧に染付けされた菊の花の模様が特徴でもあります。芍薬など存在感のあるお花を一輪生けるだけでも空間がパッと華やかになりそうですね。


同じお酒を入れるものでも国が違えば雰囲気が変わります。
こちらはドイツのフランクフルトで有名なアップルワインを入れるためのBembel(ベンベル)と呼ばれる素焼きのピッチャーです。
手書きで描かれた藍色の模様が素朴で魅力的です。様々な容量のピッチャーがありますが、こんな大きめのピッチャーにはユーカリなどの葉物を無造作に生けておくだけでもサマになりそうです。

同じドイツからやって来たこちらのフラワーベースは、1970〜80年代の「Rosenthal(ローゼンタール)」のものです。


デンマークのアーティスト、ビョルン・ヴィンブラッドによるデザインで、コバルトブルーの単色で描かれた穏やかな微笑に魅せられる方も多いのではないでしょうか。


花がある時も、ない時もそのまま飾っておける雰囲気のあるヴィンテージフラワーベース。心地よい空間作りのお手伝いができれば嬉しいです。

オンラインショップはこちら
(ヴィンテージ品はタイミングによっては売り切れの場合もございます。ご了承ください。)

 

←その他の「POTLATCH(ポトラッチ) 」の記事はこちらから
←その他の「今日のひとしな」の記事はこちらから

POTLATCH(ポトラッチ)

大阪府箕面市外院3-1-19
TEL:072-741-6656
営業時間:11:00~17:00
定休日:火曜、水曜
http://potlatch-minoh.com
Instagram:@potlatch_minoh 

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ