‟やくさじ”って、軽量スプーン以外でも活躍させてもいいんじゃない?
~「LADER」より vol.13 ~
良いデザインの定義は人によって様々だと思いますけど、道具については「作業の流れを意識して作られてるかどうか」が大事なポイントのひとつだと思っています。
このやくさじの素晴らしいところは、計量スプーンとしての計量のしやすさだけでなく「計って、入れて、混ぜて、味見」という一連の作業を全部これ1本でできるようになっているところだと思います。「計量」のその周辺も含めてデザインされているというか、整えられてるという印象ですね。
柄のおしりがちょっとだけ立ち上がってるのは、蓋を開けたり、細い瓶から薬匙のように掬ったりできるようになっています。
小さじはマドラーとして使ってもいいし、大さじはちょっと大きいけど韓国のスッカラのように使ってもいいと思います。
「これは計量スプーンだから」と道具の枠を決めずに、他の用途にもどんどん使っても変じゃないし、むしろ道具のポテンシャルを余すことなく使えてるわけだから、使いこなしてると言ってもいいと思います。
真面目できっちりしてるという日本人気質も、場合によってはざっくり大雑把なくらいの方がいいのかもしれません。計量カップも計量スプーンも±5%の誤差はあるものなので、計ってるとはいえ「約」ですしね。
オンラインショップはこちらから
←その他の「LADER」の記事はこちらから
←その他の「今日のひとしな」はこちらから
住所:京都市中京区西ノ京職司町67-38
電話:075-406-5230
営業時間:11:00~18:00
定休日:水曜+不定休
HP:https://lader.jp
instagram:@laderkyoto
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。