【60代の大人暮らし】暑い夏をひんやり快適に、暮らしの工夫

頑張りすぎず心地いい、60代の大人暮らし
2022.08.12

発売中の『ナチュリラ』2022春夏号掲載の「母娘で受け継ぐ“古いもの”を慈しむ心」にて、SDGsなおしゃれと暮らしをご紹介している小暮涼子さん。その飾らない等身大の様子にはたちまちの反響があり、先月よりコラム連載をスタート。

最近のSNSは素敵な投稿が溢れていて楽しい反面、「あまりにキラキラしすぎていて、そうでない自分に苦しくなる」という声を聞くことも。「無理しない、背伸びしない、でも心地いい」そんな小暮さんの暮らしぶりを月一連載でお届けしています。


 

梅雨明けと共に猛烈な暑さで始まった今年の夏。皆さんいかがお過ごしですか? 今回は、夏を気分良く過ごす工夫をご紹介したいと思います。

 

ガラス雑貨で窓辺を涼やかに

まずは見た目から……四角いガラス器は、住んでいる街に古くからある食器屋さんで500円!で買いました。函館で見つけた浮き玉は小さめサイズが気に入っています。

 

 

 

わが家の夏の定番料理あれこれ

暑くても食欲はなくならないのですが(笑) いつも以上にバランス良く食べる工夫はしています。茄子、しめじ、豚バラ肉の入った暖かいお汁に冷たいうどんの組合せです。おろし生姜と庭で採れた青紫蘇でさっぱりといただきます。

 

 

お肉を食べるとやっぱり元気が出ますね。うちではフライパンでさっと焼いて(ここは夫の出番)お皿に取り、テーブルに用意したホットプレートでひと口ずつジュッ!と焼きながら食べます。付け合わせは丸ごと蒸し野菜、人参は蒸したあとに切り分けて軽くホットプレートで焼くと、さらに甘みが出てグラッセのようですよ。

 

サンドイッチ用のパンがお安くなっていたので作りました。これは一人前、夫にも同じものを作りました。具はツナと玉葱のマヨネーズ和え+レタス、ハム&トマト&胡瓜、いちごジャムの3種類です。甘いサンドイッチも、ちょっと懐かしい感じがして好きです。

 

トマトのスープ。具はベーコン、人参、玉葱、キャベツ、トマト缶、ウインナー。暑そう!と思われるかも知れませんが、冷房の部屋にいるとポトフや野菜スープが胃にやさしくてホッとします。それに、煮ている間は台所にいなくていいから割と楽なんですよ。大好きな映画「クロワッサンで朝食を」を思い出しながら、スープとクロワッサンの朝ごはんです。

 

 

夏こそ本領発揮!のリネンクロス

次はリネンや雑貨のことを。夏はやっぱり麻が気持ちいいですね。麻の布は少し高いけれどセールを利用して揃えました。丈夫なので長く使えば結果的にお得だと思います。枕元には図書館の本。夏は小説よりエッセイ集を読むことが多いです。

 

こちらは麻のバスタオル。インテリアに興味を持つきっかけになったクニエダヤスエさんが「お店に売っていないので手作りしました」と、本に書いてらしたのを真似て、麻で縫いました。サラッとして夏にぴったりの使い心地です。

 

 

家の日除けの一工夫

ウッドデッキも夏仕様です。手作りの布の日除けを付けるとリビングが涼しくなり、植物も葉焼けしません。何より見た目がロマンチックで好きです。

 

真ん中に見えるルーバーはホームセンターで980円で買って白くペイントしました。イメージはヨーロッパの家の鎧戸で、日除けにもなっています。

 

シニアのお出かけにうってつけ?! 涼しい水族館

最後に涼しげなクラゲの写真をどうぞ! 先日、30年振りに行った鴨川シーワールドでは、シャチのショーを見ながら幼かった子ども達の姿を思い出して、しみじみしました。60歳以上はシニア料金でお得でしたよ! 夏の終わりから秋にかけて、お出掛けの予定がある方も多いのでは? 季節の変わり目、どうぞ気をつけてお過ごしくださいね。それでは、また9月に。

 

写真と文/小暮涼子

 

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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