カレーの朝ごはん
~「うつわPARTY」坂根さよみさん vol.3~
1月の連載を担当させていただいている駒場東大前のうつわの店「PARTY」の坂根です。
「煮物は、次の日にカレーにします」
友だちのSNSを見て「な~るほど!」と思ってから、うちでも肉じゃがや筑前煮、ポトフなどが残ると、翌日はルウを入れてカレーにしています。もともとお野菜に味が浸みてるから、サッと煮ただけでとても美味しい。いや、画期的!
と、そんなことを言ってたら、独身のうつわ男子に「いつもそうしてますよ」と、軽くあしらわれました。常識だったんだ。
ともあれ、うちはふたりとも朝からガッツリ食べられる方だから、朝カレーはけっこう好きです。なにしろ手間がかからないのと、使ううつわが少なくて後片付けも簡単なのが嬉しい。とくに早く出かけたい朝には、うってつけのメニューです。
カレーにはいろいろなうつわを使うけれど、出番が多いのがこの田谷直子さんの、まさに「カレー鉢」と名付けられた六寸鉢。カレーはもちろん、ガパオなどのごはんものや、シチュー、ロールキャベツなどなど、オールマイティの優れもの。店でも人気のロングセラーです。
サラダの鉢は平岩愛子さん、グラスは伊藤嘉輝さん、ピッチャーは沖澤康平さん。スプーンは、ただいま産休中ですが町田翔さん。
で、カレーの前の日の食卓がこちら。
ルリの七寸鉢は田谷直子さん、真ん中の鉢は広川絵麻さん、印判の細長いお皿は藤塚光男さん。飯碗と手前の取り皿は村木雄児さん、奥のあめ釉の取り皿は長谷川奈津さん、磁器の小皿は2つとも清水なお子さん。
並べてみると、まあたくさんのお皿や鉢。自分でもあきれるほどです。こういううつわ使いは、焦って出かけなくていい日に限ります。
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ひとりのときも、みんなでワイワイ食べるときも、パーティみたいにわくわくした気分になれる器が揃います。コラムの執筆は、店主の坂根さよみさん。1月14日(土)~25日(水)は「酒器展」を開催中です。
東京都目黒区駒場2-9-2
TEL・FAX:03-3467-6830
不定休(展示会中は無休)
営業時間:12:00~19:00(展示会中は11:00~スタートで、最終日のみ17:00まで)
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