世界に認められる「マルニ木工」の家具たち

～「soup. 」「soup. Life Store」より　vol.14～

こんにちは。スタッフの服部です。
連載開始から早２週間、本日は広島県の家具ブランド「マルニ木工」のご紹介です。
今年で創業95周年を迎えられ、日本で３番目に歴史のある家具ブランドです。
「100年先も定番として愛される家具をつくり続ける」をテーマに、国内外の有力デザイナーとの商品開発や世界最大規模の家具見本市「ミラノサローネ」への参加など、世界へ向けて日本のものづくりを発信されています。

ブランドを代表する椅子が「HIROSHIMAアームチェア」です。スタッフ所有率も高く、私も愛用しているHIROSHIMAアームチェアは、無垢材を贅沢に使用した滑らかな削り込みが美しい椅子。しっかりとした厚みのある背は優しく体を受け止め、自然と肩を落としたところに肘掛けが位置しているため極上の座り心地を実現しています。背と肘の接合部は溶けるような曲線、細部は細かくR（角の丸み）が指定されており、触れていたくなる柔らかなデザインです。高性能な機会を駆使して効率的に削り出し、最後は職人さんの手によって丁寧に仕上げられます。マルニ木工のものづくりのモットーである「工芸の工業化」が体現された一脚です。

私が新たに手に入れたのは、マルニ木工がsoup.のために特別にご用意くださった「おしゃべりな木の椅子たち」の中の１脚。オイル仕上げのオーク材を使用した表情豊かなモデルです。このオーク材、普段は世に出ることのない節や、木が生きている過程で樹皮の部分に傷がつき、そのまま成長せずに樹皮ごと巻き込まれた「入皮」の入ったもの。普段は受注生産品の椅子を、木目を見ながらじっくり選んで購入できる貴重な体験もできました。私は、肘かけに節穴のある個性豊かな子を選びました。使う度、メンテナンスするほどに愛着が湧いてきます。

昨年の10月には広島にある本社工場の見学をさせていただきました。soup.スタッフの他に建築士や工務店の方々、"住"に関わるデザイナーの方々など、普段お付き合いのある皆様とお伺いしました。私たちの暮らしに家具は必要不可欠、建築に関わるプロフェッショナルの方々に、家具について深く知っていただきたく機会として企画いたしました。マルニ木工は、敷地内で製材から組立、生地の張り込みまで全工程をおこなっており、椅子一脚ができるまで全てを見せていただきました。それぞれの工程ごとにプロが在籍しており、黙々と作業されいる姿が印象的でした。圧倒的な熱量で隅々までご説明いただき、ものづくりに真摯に向き合う姿勢に触れ、貴重な学びの機会となりました。

※写真提供：G7広島サミット公式サイトより

これまでマルニ木工の家具をお客様のもとへ数多く納品してまいりました。シンプルで美しい家具たちは、様々なスタイルに調和し、空間を整えてくれます。ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、５月に広島県で行われたG7サミットにて、首脳会議用円卓テーブルをはじめとした家具の製作を担当されました。普段愛用している椅子に世界のリーダーたちが座られたと知ったとき、とても興奮したのを覚えています。

常に世界を意識して駆け抜けられているマルニ木工。今後の活躍からも目が離せません！
これからも一愛用者として、皆様の暮らしがより豊かになるよう、マルニ木工の家具の持つ魅力を発信していきます。

公式オンラインショップ内のコラムにてプロダクトストーリーなどをご覧いただけます。
マルニ木工と弊社代表の対談コラム、製作秘話や込められた想いなどを知ることができます。

オンラインショップコラムはこちら
https://webshop.maruni.com/column/stories_vol57/

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