朝も夜も愛おしい
〜「OCUYUKI」より〜 vol.26
「これも商品ですか?」
お店でそんな風によく尋ねられるのが、天井から吊るしてあるペンダントランプたちです。実はこれ、ディスプレイではなく当店で大切に扱っている「ひとしな」。

お店の入り口の横と真ん中のテーブルの上には「FUTAGAMI(フタガミ)」、レジカウンターの上には「JICON(ジコン)」のランプをそれぞれ灯しています。
素材も雰囲気も異なる2つのブランドですが、どちらもデザインを手がけているのは、手工業デザイナーの大治将典さん。細部まで配慮が行き届いたデザインは、素材は違っても、並べて見るとどこか同じ「心地よさ」を感じます。
真鍮で作られた「FUTAGAMI」のランプは、外側と内側のコントラストが印象的。

「明星(みょうじょう)」は、外側は「鋳肌(いはだ)」と呼ばれる砂型のテクスチャーをそのまま残して表情豊かに、内側は光が無駄なく反射するように美しく磨き上げられています。
また、「円錐」の表面に施されているのは「黒ムラ」と呼ばれる真鍮の着色技法。高岡鋳物が培ってきた伝統技法です。あえてムラ感を残すことで独特の表情が生まれ、金属でありながら温かい印象を与えてくれます。
FUTAGAMIのランプは、使うほどに味わいが増す経年変化を楽しめるのが魅力。天井に接するシーリングカップまで同じ真鍮で作られているのにも、大治さんのこだわりを感じます。

一方、磁器で作られた「JICON」のランプの魅力は、
灯りをともした時と、消している時で見せる表情の違い。
特に「蓮弁彫文(れんべんちょうぶん)」や、菊の花の形を模した「菊型(きくがた)」は、
灯りをともすと、白磁を透かしてやわらかな光が洩れてきます。

昼と夜、それぞれに美しい表情を見せる、「FUTAGAMI」と「JICON」のペンダントランプ。朝の光のなかで見る姿も、灯りをともした夜の景色も、どちらも愛おしく思えてくる。
暮らしのなかに新しい楽しみを添えてくれる。空間を照らすだけではない、時間を愛おしむためのランプです。
■ペンダントランプ FUTAGAMI 明星 小
■ペンダントランプ FUTAGAMI 明星 大
■ペンダントランプ FUTAGAMI 円錐 削りだし 黒ムラ
■ペンダントランプ JICON 蓮弁彫文 小
■ペンダントランプ JICON 菊型 つぼみ
■ペンダントランプ JICON 菊型 ひらき
東京都国分寺市日吉町2-33-20 シャルムビル102
営業時間:水-金11:00〜18:00
火/土12:30〜18:00
定休日:第一土・日・月・祝祭日
https://ocuyuki.jp/
Instagram:@ocuyuki
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