和食器でいただくパンとサラダの洋風朝ごはん

器店主の朝ごはん
2017.08.20

「fragile(フラジャイル)」関根穣司さんvol.3

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三日目の今日は、パンとサラダメインの朝食です。
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小泉敦信さんの青花のお皿は、見込みに可愛いヒメアヤメの絵付けがしてあるのですが、隠れていると洋皿のようにも見えますね。白いお皿は、やっぱり爽やかです。
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サラダは今回も有馬和博さんの黒い鉢ですが、今日は小振りなものを使っています。
この浅鉢は直径が5寸程ですが、深さがちょうど良くとても使いやすいです。
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冷たいスープを入れたカップは、及川静香さんの作品。
及川さんが最近取り組んでいる白磁のカップは、ワインを飲むことをイメージして作られたそうです。
柔らかな表情で手に馴染むサイズなので、日本酒やウイスキー、水やお茶など何にでも合います。
夏は飲み物の冷たさが手に伝わって気持ちいいです。
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すももを載せているのは、古物の小皿。
金ではなく銅で継いだ跡が面白く、梅干しを載せたりして使っています。
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今日はベランダに花が咲いていたので、平松壯さんの徳利に入れてみました。
平松さんの徳利は海を想わせる呉須刷毛目が夏にぴったりです。
朝からお酒を呑みたい気分にもなりますが、花器としても使いやすい大きさです。鮮やかな呉須の色が、琉球ガラスのようにも見えますね。
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こちらは器違い。
サラダを丸田雄さんのお皿に盛ってみました。
丸田さんは佐賀で古唐津に取り組んでいる作家さんです。
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今日の器は、どれも古いものを研究してご自分の作品に活かしている作家の方のものですが、洋風なメニューでも意外とモダンにまとまったのではないでしょうか。
もちろん好みもあると思いますが、普遍的な美しさや感覚というものは、
時代が変わっても大きくは変わらないものなのでしょうね。

<今日の器>
・小泉敦信さんの青花六寸皿
・有馬和博さんの黒い浅鉢
・及川静香さんの白磁のカップ
・丸田雄さんの絵唐津の器
・平松壯さんの呉須刷毛目の徳利(花器)
・古物の唐津の小皿

 

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