和定食みたいな朝ごはん ~エイチワークス園部由貴さん vol.4~

器店主の朝ごはん
2016.03.14

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こんにちは、器店「H.works」の園部由貴です。お店の器を使った朝ごはんをご紹介している連載の第4回。今回のテーマは、和の朝ごはんです。

photo&text:園部由貴 使用カメラ:OLYMPUS PEN Lite E-PL7

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この日の朝ごはんは和食です。前夜、多めに作っておいた餡かけ里芋だんごをおかずにして。レンコン入りで素揚げしてある里芋だんごに、きのこや野菜を入れた和風餡をかけていただきます。うどんやラーメン、焼そばも餡かけが多かったこの冬です。

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ごはん、
里芋だんごのきのこ餡かけ、
白菜ときゅうりのナムル風浅漬け、
焼きたらこ。

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使った器は、
ごはんが、小林慎二さんの端反り椀(赤溜め)、
餡かけが、増田勉さんの彫三島5寸鉢、
浅漬けが、原朋子さんの輪花花文小鉢、
たらこが、竹本ゆき子さんの粉引灰釉片口小鉢です。
そして、ひょうたん形の箸置きは河上智美さん、
塗りのお箸は小林慎二さんのお品となります。


目に留まり、ついつい手に取ってしまう器は、いつも似たサイズのものだったりすること、どなたにもあるのではないでしょうか。使いやすいことが無意識にインプットされているのかもしれませんね。

私の場合のそれが5寸鉢になります。食器棚の前列、取り出しやすい場所にまとまっています。口径が15cm前後。高さは深めも浅めもありますが、銘々、煮物やスープにシチュー、湯豆腐、冷奴にサラダ類、そして取り鉢や小丼がわりに……と出番が多いです。
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写真左は縁が少し反る形の小林慎二さんの椀、右は見込みと胴部分に三島文様が描かれた増田勉さんの5寸鉢です。


また、毎日の食卓で、飯碗と並び、もしかしたらそれ以上に使う頻度が高いものは、お箸ではないでしょうか。指先のかわりとなる道具とも言えますので、使い心地は人それぞれの感覚で違ってくるものです。
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お店にサンプルがあれば、まず手に取って動かし、いくつか比較すると、微妙な違いを手は感知するはずです。ヘビーローテーションしている私のお箸は、小林慎二さんのものです。

 

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H.works(エイチワークス)

日常使いの器や道具を扱う。企画展も、月に1度のペースで開催。「ある日の朝ごはん」のコラム執筆は、店主の園部由貴さん。

 

東京都立川市錦町1-5-6 サンパークビル202
042-521-2721
11:00~18:30  月・火定休
http://www.h-works04.com/

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