手作り味噌で朝ごはん
「うつわSouSou」中林可奈子さん vol.4
こんにちは、愛媛県松山市の「うつわSouSou」中林可奈子です。2月の朝ごはんコラムを担当します。
最終回は朝ごはんに欠かせないお味噌の話を。
なんだかんだやっぱり定番、お味噌汁。 本日の具は菊菜とお豆腐。あとはご飯のおとも「セロリ塩昆布」に「梅ひじき」。
鯛や鯵を焼き、すり身にしてお味噌と混ぜてさらに焼いた伊予さつま。みかんの皮(陳皮)があるとぐんと香りがよくなります。
愛媛では麦みそがよく食べられていますが、米味噌・合わせ味噌などもそれぞれ違いがあって面白いので、いつも違う銘柄のものを購入していました。
でも何かのご縁があったのでしょうか。朝ごはんの企画をいただいたのと同じころ、偶然にもお味噌を仕込むことに。
ある日、天然酵母でパンを作っている知人から手作りのお味噌をいただいたのが事のはじまりです。今まで食べたことのない優しくてとても深いお味。なくなってしまうのが勿体ないので大事に大事にいただいているうち自分で作ってみたい欲求がフツフツと湧いてきました。
けれど、「酵母を作り、育てる」「数キロもの大豆を茹でる」「仕込んだあと、ああしてこうして」……。その時点で、あ~私にはとても無理、と思っていたら、その彼女が手作り味噌の出張教室を始めたいというではありませんか。
早速「じゃ、試しにうちでやってみてよ」と、こうして話はとんとんとはずみにはずんだのです。準備は彼女がしてくれるし、みんなで作ればなんだか楽しそうだし。何より、あの味をもう一度味わえるのですから!
空気を抜いて詰め込んだお味噌。熟成するまで約3か月。その時はそれぞれが作った味噌を持ち寄り、お味噌汁の味見会をする予定です。
朝ごはんにまつわる超個人的なよもやま話4回分、読んでくださってありがとうございました。
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