「futana」が出来る為の必然 作陶家・西野詩織さんとの出会い

今日のひとしな
2020.09.11

~ 「futana」より vol.11 ~

9月11日金曜日。皆さまおはようございます。「futana」の土井です。
 
 
あっと言っている間にもう週末。暑さが長く続くけれど、油断していると涼しさを飛び越えて急に寒さがやってくるから、一瞬の秋を逃さないようにしなくちゃ。
 
引き続き、季節の移ろいを見逃さないようにしっかりと見つめていきたいと思います。
 
 
さて、今日は大阪を拠点に活動されている作陶家・西野詩織さんについてお話させていただきます。
 
西野さんの作品は、当店の常設ではなく、展示会とその前後に少しずつ置かせていただいているのですが、「futana」を話す上で欠かす事の出来ない存在。
 
少しフワフワした話も出てきますが、作陶家・西野詩織さんとの出会いをお伝えするのに欠かせないポイントですので、皆さまにもお付き合いいただけますと幸いです。
 
 
西野詩織さんとの出会いは、「futana」がまだ存在していない、四年前に遡ります。
 

四年前の夏。娘と二人で北海道に行きました。
 
 
年に数回の小さな旅が私たちの楽しみの一つで、この年は北海道の中でも札幌を中心に、洞爺湖・定山渓温泉を巡る旅でした。皆さんの中にもきっと北海道ファンの方が沢山おられると思うのですが、私たちもしっかり北海道好き。
 
 
いろいろな顔を持つ北海道。まだその三分の一もまわれていませんが、訪れる度に北海道が好きになり、その大きさと美しさ、そして毎回不思議な郷愁の気持ちをくれるその場所に魅了され続けています。
 
出来る事なら毎年行きたい。 
 
 
四年前の夏の洞爺湖。札幌から車で約二時間。
 
山間部をドライブした先に出てくる湖は、きらきらとした湖面とその中に浮かぶ中島がとても綺麗で静かで、いつまでも見ていられるそんな場所でした。
 
 
ここ数年、旅先で惹かれるのはいつも緑と水と土、そして風を感じる自然がある場所。風が吹く中で目をつぶると、周りにあるそれらと自分との境目がなくなる瞬間があります。その時間がとても好き。
 
そこにいるだけで嬉しくて幸せで、体全体に何かが満ちていく感覚。その感覚を求めて旅をするのかもしれません。 

 
北海道もまた、たくさんの風が吹き、私の中を瑞々しい色でたっぷりと満たしてくれます。
 

その北海道洞爺湖で、行ってみたかった暮らしの商店「toita(トイタ)」に立ち寄った時、西野さんの作品に出会いました。訪れた日は、まだまだ暑い残暑の日でしたが、お店の中に入ると、涼しくてふっと体も心も穏やかになったのを思い出します。
 
お店の中をぐるり。
 

西野さんの装身具との出会いは、今思えばふと目に留まった、というような感じではなく、「本当にそこで出会うべくして出会ったもの」だと強く思えるものでした。最初から手にする事が決まっていたかのような、そんな感じ。
 

その日は偶然西野さんもおられるとの事で、全く初めてお会いする「toita」のオーナーに西野さんを紹介していただき、更に西野さんが関西の方だとお聞きした時には、関西からは遠く離れたこの土地で、大阪の方と京都の私が会えた事をとても面白く感じていました。たまたまあの日。まさかの台風の日に。
 
洞爺の地で大阪から来た作品を京都に連れて帰る事で、何だかこの先もまた会えるような気が何となくしていたのも覚えています。まだ「futana」の「f」の字も無かったあの夏の日。
 
そして二年前。

「futana」を始めるにあたり、自分の身の回りのものの中で大切なお守りのような存在になっていた西野さんの装身具を「futana」でご紹介したいと思い、西野さんにお話しをさせていただいて、今に至ります。
 
 
四年前の北海道での出会い、あれは偶然ではなく必然だったのではないかと今改めて感じます。
 
 
「futana」を始める事もまた、どこからか必然だったのかもしれません。 

 

突き詰めて考えると、皆さんとの繋がりもまた「futana」にとって全て必然なのではないか……と、そんな気さえしています。
 
 
きっと出会う事は何かの流れできまっている。
 
 
少し脱線してしまいましたが、西野さんの装身具、 まだしばらく展示の予定はないのですが、今回、「今日のひとしな」を担当させていただくにあたり、西野さんが特別に「futana」用に作ってくださいました。
 
 
「futana」にとって特別な、お守りの様な装身具。
 
  
 
私が北海道で感じた‟必然”をみなさまも是非「futana」で感じてください。
 
 
それでは今日も一日隅から隅まで堪能できますように。
沢山の光を見つけられますように。
 
 
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