70年代不動産でリノベーション! ヴィンテージなファーマーズハウス【長野県】

Comehome!
2022.01.31

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

新築にくらべて古い物件のいいところは、条件のいい場所に立っているわりにかなり手ごろなところ。特に1970年代の建物は、土地だけの値段で購入できることがほとんどです。それを壊さずに生かして、暮らしを楽しめる空間へと生まれ変わらせるのが『70年代不動産』の醍醐味です。

この記事は、Come home! vol.65より抜粋しています。

もとは教員用住宅。地元で人気のエリアに立っていますが、そのままでは住めないほど老朽化していました。正面は「Sto(スト)」塗り壁工法で仕上げ、 グリーンの塗り壁に白いサイディングが映える可愛い外観に。

70年代不動産 Renovation Data
古里モデルハウスの場合 
築年数/47年
間取り/3K→2LDK

延べ床面積/54.67m²(16.54坪)
施工会社/リフォームワン(株)
長野県上田市住吉 40‒13
TEL.0120‒82-0440
https://www.reform1.jp

地元の友達をおうちに呼んで
庭の菜園で育てた野菜を使ってBBQ !
そんな楽しみの尽きない暮らしも
庭付きの古い平屋をリノベすれば
手ごろにかなっちゃうんです 
〈管理人・Nさん〉

テーマはファーマーズハウス!ポタジェでバジルやトマトなどを栽培しています。採れた野菜を使ってピザを焼いておもてなし。道具小屋の屋根をマンサード型にして夢のある空間に。

休憩用に作ったバーカウンター。スツールは人間工学に沿って作ったから座り心地抜群。

天井裏に隠れていた鉄骨をアクセントに

天井板や壁を取り払って開放的なLDKに。天井裏の鉄骨とブロック壁はこの時代のトレンドだったよう。インテリアに生かすことに。キッチンは、もとは4畳の独立型でした。古い流し台と換気扇は撤去して新品に。

この家を見たとき、とてもわくわくしたのを覚えています。小さな平屋に日当たりのいい庭。近くには小学校や畑があり、楽しい暮らしの舞台になりそうな要素がいっぱい!そんな印象をもとに「ファーマーズハウス」というテーマでリノベーションプランを描きました。シェフのパパと古着をリメイクするのが好きなママ、 5歳の女の子が主人公。 庭には菜園をつくり、キッチンはオープンにして庭とのアクセスをよく。親子で並んで使える大きな机も造作しました。

元押入れを利用して
ワークスペースも確保

和室の畳を撤去して、ヒノキ材で床を張りました。スノコ状に組んだ板壁に引き出し付きの本形シェルフを組み合わせ、収納兼ディスプレイの場所に。

ここは押入れでした。パソコンで作業がしやすい高さに机を造作。

天井裏だった場所にロフト収納をつくって専用のはしごもセット。

レトロな造作を生かすから
ゴミが少なくエコなんですよ

寝室の押入れはクロゼットに。床を張り直したほかは既存の壁にペイントしただけ。

現場で使った足場板をリサイクルして、靴棚や玄関フロアに。壁をツートーンで塗り分けて、色のマジックで奥行きを感じるよう演出。

できるだけ既存のものを生かしておしゃれな家に変えることで、家づくりのコストを抑えることにも大成功。たとえば室内のドアはペイントで可愛くし、白銀のレトロなサッシはそのまま採用。建て替えを選んだら解体費用に200万円はかかるし、産業廃棄物も大量に排出されます。そう考えると、リノベーションって暮らしにも環境にもやさしいんです。本当にサスティナブルな暮らしを目指せるおうちができたと大満足しています。

※70年代不動産のリノベーションは坪30万円パック。 詳しくはお問い合わせください。 お近くの70年代不動産はこちら

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