「木造軸組工法」と「2×4工法」のそれぞれの特徴を教えてください

Comehome!
2022.05.12

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

さまざまな建築工法があるなか、代表的なのが木造軸組工法と2×4工法。せっかくのマイホームだから、どんな特徴があるか知っておくと、家づくりがより楽しいものになります。岡山の工務店「フォルカ」の二級建築士・福永浩子さんに解説していただきました。

そのほかの家づくりの基礎知識の記事は、こちらより。

木造軸組工法とは

日本で昔から用いられてきた伝統的な住宅工法。在来工法とも呼ばれます。柱や梁の軸組で家屋を支える工法で、筋交い等で耐力壁をつくります。柱と梁や筋交いの接合部に補強金物を使用することで、耐震性や耐久性を高める工夫がなされます。
柱と梁で支えるため壁を抜きやすく、間口を大きく設けやすいです。部屋と部屋の壁を抜いて一部屋にしたり、将来的に計画外のリフォームをしたりする場合等はやりやすくことが多いです。

2×4工法とは

アメリカから伝わった建築工法で、枠組壁工法とも呼ばれます。柱や梁で支える軸組工法と違って、四方の壁4枚と天井、床の6枚の面で家屋を支える工法。規格化された材料を使うため、現場での作業が削減され、軸組工法とくらべて躯体の完成までの工期を短縮することができるため、無防備に雨にさらされるリスクを軽減できます。あらかじめ、構造を計算して部材などを設計するので、新築時において間取りに不自由さがあるわけでなく、ある程度の大開口も可能。

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