カフェみたいな家を建てるためのアイデア~建材・設備編~

Comehome!
2022.09.28

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

家を建てるとき、多くの方がお手本にするのがカフェの雰囲気。気持ちがほっとやすらぐような居心地のよさやセンスよくコーディネートされた内装など、住まいに応用できる要素がたくさん詰まっているのが理由です。そこで、カフェスタイルの家を建てるために押さえておくべきポイントをご紹介。2回目は建材・設備編です。

プランニング・間取り編は、こちらより。
そのほかの家づくりの基礎知識の記事は、こちらより。

直接照明だけでなく、間接照明も使って

天井からの直接照明だけでなく、間接照明を上手に使えばカフェっぽくなります。ペンダントライトを連続して下げたり、ウォールブラケットやスポットライト、スタンドなどを取り入れても、塗り壁や板壁に出る陰影が楽しめます。天井にライティングレールを取り付けておけば、ペンダントをふやすのも移動するのも簡単です。

照明はあたたかみのある電球色がおすすめ

照明は「昼白色」よりもあたたかみのある「電球色」を。子どもの勉強には暗すぎたり、家族で好みが違う場合は、調色できるタイプのLEDランプがおすすめ。友人とすごすときやくつろぎの時間にはやさしい電球色に切り替えて。また、照明の回路を複数に分けておけば、1つの室内でも部分的に消して明るさを調節できます。

配管を露出させてインダストリアルカフェ風に

店舗のコンクリート壁に、あとから配管するときに使う露出配管や露出ダクト。住宅に取り入れ、インダストリアルな雰囲気を楽しむのも素敵です。ただし、新築時にあえて露出にする場合、費用が安くつくとは限りません。また金属の水道管は、暖かい室内では温度差で結露します。床がぬれると困るような場所では要注意です。

雰囲気のある業務用機器は使いこなしを考えて

実験用、病院用シンクやステンレス厨房機器などは、そぎ落されたシンプルなデザインが武骨でカッコいい!メンテナンス性や耐久性でも信頼できます。ただし厨房機器の場合、使い勝手を追求したシステムキッチンにくらべ、不便なのも事実。今は厨房機器風デザインのシステムキッチンもあります。どれが自分に合うかよく考えて。

カフェでも多く使われる古材やアンティーク建材を!

長く使われて味わいの出た古材を、床や壁に使うとぐっと雰囲気がアップ。住宅の場合、表面が荒れていたり、すき間が出やすい古材はどこにでも使えるわけではありませんが、部分的に張ればカフェらしくなります。また、アンティークのドアや窓も1つあるだけで空間に重みが。新しい建具をエイジング加工するのもおすすめです。

ウッドブラインドなど窓の遮光にもひと工夫を

カフェ感を出すには、レース+ドレープのカーテンでももちろん素敵ですが、その場合は仕立て方にちょっとこだわって。長さも雰囲気をつくるカギ。天井際にカーテンボックスをつけ、長く垂らせば空間に広がりが出ます。またウッドブラインドや縦型のバーチカルブラインドなども、シンプルですっきりとした印象が魅力的です。

BGMを楽しむには配線プランもしっかりと

どこからともなく流れるお気に入りの音楽で、リラックスできるだけでなく家事もスイスイ。天井埋め込みスピーカーやお気に入りスピーカーの設置場所をプランに入れ、手持ちの音楽プレーヤーやスマートフォンをつないで楽しみましょう。どんなプレーヤーで、どこで聞くかを決めておけば、コンセント位置も失敗ありません。

この記事は、『30代夫婦が建てた ナチュラル&カフェみたいな家』より抜粋しています。

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