古着や古道具が好きな夫婦がつくったヴィンテージの趣を感じる平屋【福岡県】
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
古義や古道具が好きな梅田さん夫婦。マイホームは新築ではなく、中古住宅をリノベーションという一択でした。DIYも駆使して、古い味わいを生かした住まいが完成しました。
この記事は『リノベーションでつくる こだわりヴィンテージハウス』より抜粋しています。
その他のリノベーション施工実例はこちらより。
【梅田さんのお宅のリノベーションDATA】
築年数/36年
間取り/2LDK→2LDK
延べ床面積/81.17㎡
物件購入価格/1100万円
リノベーション費用/800万円
リノベーション面積/81.17㎡
施工/タカノホーム
30軒見まわったなかでこの家を選んだのは
夫婦して好きな昔の家具や建具が似合いそうだったから
被服科出身でレトロな布が大好きだった私と、デザイナーから看板屋さんになった夫。2人とも古着や古家具が好きという共通点があり、結婚してからも賃貸の古い一戸建てに住んでいました。そのころDIYを始めたこともあり、すみずみまで思いどおりにできる家が欲しかったんです。
だから新築なんてもってのほかで、最初からリノベーション一択。でも、いくら探しても私たちが、住みたい!と思える家に出会えなくて。この家を見つけるまで、2年もかかってしまいました。
気に入ったのは、広さや古さが理想にぴったりで、少しずつ集めてきた古家具や建具が似合う家だと感じたから。もとの持ち主のおばあちゃんがいていねいに手入れしながら暮らしてきた様子も伝わって、私も夫もひと目ぼれでした。
リノベーションでこだわったのは、できることはDIYすること。2年間物件探しにつき合ってもらったうえ、そんなわがままを聞いてくれた施工会社には頭が上がりませんでした。
古い家だから水まわりは清潔感が大切
壁もタイルも白ですっきりまとめました
リノベーションって「あれも使いたい、ここもこんなふうに替えたい」といろんな希望をプラスすることが一般的かもしれません。でも私たちの場合、「ここは必要ありません」と減らしていくような、いわば引き算するリノベーションでした。床を張り替える、塗り壁にする、キッチンを造作するなどプロにしかできないことはおまかせ。でも、建具やシンクは施主支給、ペイントやモルタルを塗るのはDIYと、可能な限りは自分たちでやりました。そのほうがコストがかからないのはもちろんのこと、いっそう愛着がわくような気がして。
住みはじめて5年たつ今も手作り家具をふやしたり、収納を足したりと、家づくりは進行中。家に住むというより、暮らしを楽しんでいる、という感じ。私たちはこんな生活がしたかったんだなぁってしみじみ実感しています。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。