部屋数を減らしてすっきり生まれ変わった団地リノベーション【東京都】
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
家族とつながりをもてる家にしたい! そんな思いから神宮さんが選んだのは団地の一室。部屋数を減らして、そのぶん広いLDKをつくりました。リビングに設けたアトリエは子どもたちの遊び場や在宅ワークなどに活躍中。明るく生まれ変わった家の全貌をご覧ください。
この記事は『中古マンション・戸建てをリノベーションしてカッコよく暮らす』より抜粋しています。
その他のリノベーション施工実例はこちらより。
【リノベーションDATA】
築年数/37年
間取り/4LDK→2LDK+アトリエ
延べ床面積/84.780㎡
物件購入価格/1620万円
リノベーション費用/1630万円
リノベーション面積/84.78㎡
施工/リノベる。
間取り変更のアイデア
独立型から開放的なキッチンへカスタマイズ
ゆるく仕切ることでつながりが生まれます
家族がゆるくつながれる空間を目指しました
人とのつながりやコミュニケーションを、何より大切にしたい。そう考える私たちが、住まいに選んだのは団地です。核家族で子どもを育てる私たちには、いろんな世代が暮らす団地は理想的。イベントなどで地域交流があるし、公園や商店街などが充実しているのも魅力でした。
家の中は、家族で会話がしやすいようになるべく部屋を区切らず、それでいてそれぞれに集中できるコーナーをもてる、半オープンの間取りをイメージしました。夫の提案でRの壁を利用してゆるく仕切りを設けたら、どこにいても会話ができると同時に、仕事や勉強にもなく集中できる空間ができ上がりました。今のところアトリエはもっぱら子どもたちの遊び場と化していますが、将来は勉強部屋や趣味部屋になるかもしれません。「可能性がたくさんある空間だね」と夫婦でよく話しています。家族それぞれの成長に合わせて、この家がこの先どんなふうに変わっていくのか今からとても楽しみです。
玄関は広くとり、外遊びグッズから子どもの自転車まで置けるように
シンプルな空間にしたことで余計な買い物をしなくなりました
映画会社に勤める夫と、飲食の仕事をしていた私。リノベーションするなら、リビングやキッチンに壁一面の棚をつけて、お互い好きなものを好きなように飾れるようにしたいと思っていました。ところが、現実は厳しくて。予算の関係で、たくさんのことをあきらめることに。
一瞬絶望的な気持ちになりましたが、結果でき上ったのは余計なものはいっさいないシンプルな空間。暮らしてみると、足りないと思っていたものは、実はなくてもいいものだったと気がつきました。基本的にオープン収納なので無駄なものを買わなくなったのも、よかったこと。施工会社の人に棚のつけ方を教えてもらってDIYに挑戦したので、今後は自分たちでプラスしていくつもりです。
私たちのライフスタイルにはこのシンプルな家が合っているなと、今は心から納得。何が必要で、何を心地いいと思うかをクリアできたことがいちばんの収穫だったねと夫婦で話しています。
オープン収納にしたから気落ちのいい空間に
子ども部屋は将来分割できるように
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