板金屋さんが考えた50年代風のレトロモダンなリノベ住宅【前半】

Comehome!
2022.12.01

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

リノベーションに選んだのは、ご主人の実家近くの築22年の一戸建て。静かな住宅地なので、ご近所づき合いがうまくいくか不安だったそうですが、みなさん親切ですっかり溶け込んだそう。

玄関は既存のまま。靴箱をグレーにペイントしただけで、フレンチスタイルの雰囲気に。

廊下や階段には手を加えず、ただ本棚やフレームを配置しました。

この記事は『リノベーションでつくる古さを生かしたレトロな家』より抜粋しています。
その他のリノベーション施工実例はこちらより。

【リノベーションDATA】
築年数/22年
間取り/8DK→6LDK+納戸
延床面積/192.9㎡(1階/102.7㎡ 2階/90.2㎡)
リノベーション面積/79.7㎡

漆喰や無垢材を使ってナチュラルな雰囲気に

壁は漆喰、床はブラックウォルナットの無垢材に。2部屋と広縁をひと間につなげてLDKに。窓は2重サッシで冬でも暖かです。

アトリエは落ち着いた色でペイント

洋室は壁を塗り、床を張り替えて私のアトリエに。結婚前にしていたデザインの仕事をいつか再開したいです。

デザインタイルが洗面所のアクセントに

壁には「名古屋モザイク工業」のコラベルNLA-10Aを張って印象的に。鏡はあえてシンプルなものにしました。

輸入壁紙でトイレをモダンな雰囲気に

2階のトイレの壁紙は「Anthoropologie」というニューヨークのショップのサイトで購入。

1階のトイレは「Cole&Son」のWoods Wallpaper。

築22年の純日本家屋を
レトロ&モダンな家にリノベ

 夫の実家は建築板金屋さん。建物の屋根や樋を作ったり修理したりする仕事で、夫は職人です。どうせ家を買うなら実家の近くにと紹介してもらったのがこの家でした。見ると、立派な屋根瓦に漆喰壁の日本家屋。マンション暮らしだった私は腰が引けて。ところが、玄関に一歩足を踏み入れたとたん、広々として落ち着いた雰囲気に魅了されたのです。「おかえり~」と家族を迎えるシーンが思い浮かんだほどでした。
 それからはトントン拍子、と言いたいところですが、なんと住めるようになるまで2年もかかったんです。というのも、こだわり派の夫が自分で図面を引くことに。実際の工事も、コスト削減のため工務店、左官屋さん、電気屋さんなどの指示や材料の手配も夫が担当。本業の合間に少しずつ進め、やっと完成したときはみんなでお祝いしました。

以前の住まいの様子

夫の実家近くの一戸建て。外観からして立派な日本家屋で最初は驚きました。

この記事の後半はこちらより

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