アパートの2階と3階をつなげてNYのロフトスタイルの家に【後半】

Comehome!
2022.12.22

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

アパートの2階と3階を1つにつなげて、メゾネットタイプの家をつくることを考えた上原さん。けれど、「確認申請書がないから」「外階段を内階段にするのは無理」などと言われて、半ばあきらめかけていたそう。けれど、希望に寄り添ってくれる施工会社との出会いによって、リノベーションによる家づくりが一気に加速。一体どんな家になったのか、見てみましょう。

床材は、床暖房対応のフローリング材をウォルナット色に着色。出窓にもインナーサッシを取り付けてショーケース風に。

この記事の前半はこちら
この記事は『リノベーションでつくる カッコよくて心地いい家』より抜粋しています。
その他のリノベーション施工実例はこちらより

間取りの変更アイデア

主なリノベーション箇所/アパートの2階と3階の外階段を内階段にしてつなげる間取り変更、寝室・子ども部屋・キッチンを造作、サニタリー位置変更など。

LDKを広くとって
クロゼットを3カ所キープ

クロゼットに「プレイリーホームズ」のルーバー扉をつけました。

畳敷きの小上がりは、子どもが宿題をしたり、病気のとき寝かせられたりと、重宝。

トイレをつぶし、もとの外階段の位置まで廊下を延長。右手の壁は子どもたちが絵を描けるよう黒板に。

以前の様子

床はピカピカの複合フローリング。そのままでは、好きなインテリアはできそうもありませんでした。

天井はクロスに、壁は珪藻土に
併せ使いにしてコストダウン

2階は壁と梁に、珪藻土を塗ってもらいました。調湿効果があるので結露がなく、夏も冬も空気がさわやか。

シューズクロークの棚に使った古材の余りを梁の下につけてもらいました。

外階段を囲って2階3階を室内で移動可能に

階段の壁はもとのサイディングのままに。外階段を壁で囲って、内階段にリノベーションしたことがわかるでしょ。

3階の洗面台はアッシュ材で造作しました。浴室はガラス扉のホテル風。風通しがいいので、カビ知らず。

間取り変更で予算が膨れたぶん
建材でコストダウン

 間取りや水まわりの位置変更にはかなり費用がかかります。おまけに、外階段を室内階段に変える、断熱材を入れるなど、設備面の大がかりなリノベーションで出費はふくらみました。だから、ほかの部分でコストダウンすることに。面積の広い天井と3階の壁は、比較的安価なビニールクロス張りに。キッチンとサニタリー、トイレの床は木ではなくフロアタイルに。キッチンの収納は造作しました。
 でも、暮らしてみて不都合なところはありません。それどころか、リビングの扉や床の色をブルックリンスタイルの家具に合わせて塗ってもらったので、インテリアもかなりお気に入り。夫や娘たちはもちろん、リビングを元気に走りまわる愛犬のこたろうも満足そう。私は、憧れのキッチンで料理をするのが楽しい毎日。リノベをあきらめてしまう前にスタイル工房に出会えて、本当によかったです。

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