まるでイギリスの古いタウンハウス! 輸入建材や古材を生かした注文住宅(前半)

Comehome!
2023.01.16

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

〈眞野 彩さんの家〉
憧れたのは、キズや色あせが価値として重宝される海外の住宅文化。そんな経年美を感じられる家にするため、無垢材や古材を使い、階段の手すりなど細部にも木製をセレクトしました。細部までこだわった建材使いにも注目してご覧ください。

この記事は『30代夫婦が建てたナチュラルな家 家時間にこだわる人の住まい15軒』より抜粋しています。
その他の施工実例はこちらより

採光のいい家がよくて2階にLDKを配しました
勾配天井にしたから開放感もあってのびのびすごせます

白い空間のアクセントとして黒を選び、微妙にトーンの異なる黒を使うことでニュアンスを表現しました。

リビングの隣に配した3畳のこの部屋は、娘たちが宿題をしたり、私が仕事をしたりと、なにかと便利な空間。

洗面台は古いホテルがお手本!

洗面コーナーは海外の古いホテルの雰囲気がお手本。マリンランプと丸い鏡がアクセントになっています。

イメージは海外の街中のレストランのトイレ。ゴールドのパーツをアクセントにシックに仕上げました。

木目調のラップサイディングのおかげで
イギリスの田舎家のようなたたずまいに

憧れていた左右対称のデザインの家が実現しました。内装と同じく、白に黒をアクセントにしました。

イメージしたのはイギリスの古いタウンハウス
すみずみまで理想どおりに

 それまで住んでいた社宅が昼間でも電気をつけなければならない暗い家で、ずっとストレスでした。だから新居は、とにかく明るい家!というのが絶対条件。梁を現しにした勾配天井をつくりたかったこともあり、リビングは迷うことなく2階に設けました。暮らしてみると、明るさはもちろんのこと、風通しもよく、想像以上に居心地抜群。開放感もあって満足のいく空間ができ上がりました。
 デザイン面にもこだわりました。イメージしたのはイギリスの古いタウンハウス。アイアンの内窓やモールディングを施したキッチンカウンターなど海外住宅を参考にデザインを考えました。微妙なニュアンスの違いを伝えたくて、建築中に現場に足を運んで大工さんに説明したことも。希望をかなえるため、流し台は必要最低限の設備を備えたものを選んだり、パントリーは外枠だけ造作し中の棚はDIYしたりと予算をコントロール。おかげで、すみずみまで理想どおりに仕上がりました。

MY HOME DATE
竣工年月/ 2016年3月
マイホーム取得年齢/夫34歳、妻33歳
家族構成/夫婦+子ども2人
建物価格/約2850万円
延べ床面積/ 104.34m² (31.56 坪 ) ( 1階/ 52.17m² 2階/ 52.17m² )
構造・工法/2階建て ( 木造軸組工法 )

この記事の後半は1月17日11時公開予定

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