ベニヤ板のドアやステンドグラスなど レトロが似合うリノベ住宅【岡山県】

Comehome!
2022.10.02

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

市街地から車で10分ほどの、田んぼが広がるのどかな場所に建つ石橋さん邸。既存のドアをペイントしたり、筋交いをアクセントに残したり、築38年の物件の味わいを生かしながら、レトロな住まいを手に入れました。

この記事は『リノベーションでつくる 古さを生かしたレトロな家』より抜粋しています。
その他のリノベーション施工実例はこちらより。

【石橋さんのお宅のリノベーションDATA】
築年数/38年
間取り/5DK→4LDK
延べ床面積/114.00㎡
物件購入価格/1120万円
リノベーション費用/857万円
リノベーション面積/114.00㎡
施工/フォルカ

間取り変更のアイデア

この家は軽量鉄骨造。柱が抜けないので、古材で囲ってナチュラルに。筋交いはアクセントにもなりそうなので、そのまま残しました。

既存のシステムキッチンを取り外し、「トクラス」のベリーに入れ替え。レンジフードも合わせて128万円。タイルは「平田タイル」のもの。

壁は工務店「フォルカ」のオリジナル漆喰。黄ばみかかった白か赤みがかった白、どちらにするか話し合い、最終的に中間の色をセレクト。

実現させたいこと、あきらめることを
はっきりさせたことで予算内におさまりました

 賃貸アパートに住んでたいたころ、ある日突然、隣の田んぼがつぶされて、新しい家が建ちはじめました。せっかくのいい環境が壊されるのを見て、複雑な心境で——。家は欲しいけど、新築じゃなくていいんじゃないかと、「フォルカ」に相談しました。
 リノベーションとはいえ、予算が限られていたから、まず実現したいこととあきらめることをはっきりさせました。リビングにアンティークドアを入れたい、足場板やタイルを使いたい。そんな希望は取り入れつつ、2階は低コストな素材を使い、外観や庭はあとまわしにすることに。
 ドアはほとんど既存のものをペイントリメイクしましたが、充分可愛い仕上がり。ほどよくレトロ感の残る、お気に入りの家になりました。

玄関ドアは輸入品。古びた靴箱は塗装し直して復活。上がりかまちと廊下には足場板を張りました。

以前のトイレ&洗面所はベニヤ板のドアがいかにも昭和のデザイン。塗り替えただけで見違えました。

洗面所は新たに造作してもらいました。ここのタイルの色も、夫婦で意見が分かれたところ。

壁をペイントして、床をクッションフロアにチェンジ。便器は「パナソニック」のアラウーノ。20万円。

個性のあるインテリアにしたくて
とことん楽しんで色や素材を選びました

 ナチュラルなものが好きな私と、ちょっと個性的な雑貨が好きな夫。大まかな方向では意見が一致しましたが、細かいところで、ちょこちょこ食い違いがありました。たとえば夫は、玄関だけでなくリビングの床も足場板にしたかったそう。でも、子どもは寝ころんだりなめたりするから心配で。また、壁やタイルの色でも、シンプルにまとめたい私と、カラフルにしたい夫で攻防戦が繰り広げられました。でも、お互いに遠慮せず話し合うことで、結果的に2人とも納得いく仕上がりになったから、よかったです。
 なんだか、リノベーションをとおしてさらに団結できたみたい。これからも仲良く家づくりを楽しみたいです。

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