マンションリノベーションで収納をプラス&家事動線を効率化【東京都】

Comehome!
2022.09.09

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

前回記事では、センターリビング型の中古マンションを、明るく広々したLDKのある家に間取り変更した伊藤さんのお宅をご紹介しました。この記事では、引き続き伊藤さんのお宅の家事動線と収納スペースの工夫についてご紹介します。

伊藤さんのお宅の前回の記事はこちらから↓ ↓ ↓
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元はLDKだった間取りの中心のスペース。現在はLDKをベランダ側に移し、元のLDKはキッチンと半個室形のホビーコーナーに。カウンターや腰壁で空間を緩やかに仕切っている。

キッチンとサニタリーをつなげて家事動線を短縮


左・キッチンの配置をダイニングと直列になるよう変更し、もともと壁だった部分を抜いて、サニタリーまで直行できるよう間取りを変更。通路に洗濯機と冷蔵庫を置くスペースを造作。右・キッチンとタイルは「LIXIL」のアレスタで扉はウォルナット、トップを人造大理石に。タイルは「平田タイル」のHB-101を選びました。


キッチンの奥に配置されたサニタリー。洗面シンク、水栓金具ともに「サンワカンパニー」のもの。シンクはモアイピュWA08821、水栓金具はニューベガ混合水栓TA05139。あまりお金をかけずにシンプルに造作してもらいました。左手のキッチンとの間は小さめのウエスタンドアをつけて。玄関側の廊下からも出入りできる回遊式に。

玄関側の洋室1部屋をつぶして
玄関の土間収納とウォークインクロゼットに

うちのだんなさんは読書が趣味。でもスポーツも好きだから、折りたたみ自転車やテニス道具の置き場所を確保する必要がありました。そこで、玄関脇の部屋をつぶし、土間部分を作って玄関内収納をたっぷり設けることに。上がったところにWICを作ったので、2人分の洋服をまとめて収納できるようになりました。寝室は手狭になったけど、ベッドさえ置ければいいやと、妥協することにしたんです。

予算面でも、床や壁などこだわりたい箇所にお金をかけたぶん、部屋数は少なくていいと、割りきった間取りに。そのほか収納部分に扉をつけず節約したおかげで、予定を大きくオーバーせず、うまく収めることができたんです。

もしあのとき、無理して一戸建てを買っていたら、きっと駅から遠くなって不便だし、2人家族では部屋を余らせていたことでしょう。私たちのライフスタイルには中古マンションのリノベーションが合っていたね、って夫婦ともに心から満足しています。


シングルベッドを2台並べただけの寝室。窓はリビングに面しています。風通しも考えて開閉可能に。よろい戸を閉じると光を遮れます。


寝室を出てすぐの場所に設けたWIC。寝室、サニタリー、クロゼットを近くにまとめたので朝の身支度が手早く済ませられます。右に私、左に夫の洋服を収納。空間があまり大きくとれなかったので、洋服はここに入るだけと決めて。


玄関ドアに向かって右手の洋室を取り壊して半分を玄関土間に、もう半分をウォークインクロゼットに変更。目隠しの壁を造作して丸見えにならないように工夫しました。土間はモルタルできれいすぎない、ラフな仕上げに。塗りムラがあるぐらいが、かえって好きなんです。

【伊藤家リノベーションDATA】
家族構成/伊藤 唯さん32歳・夫32歳
築年数/36年
間取り/3LDK→1LDK+WIC
延べ床面積/約60㎡
物件購入価格/1800万円
リノベーション費用/約1200万円
リノベーション面積/約60㎡
施工/リノベる。
住所/東京都港区南青山5-4-35たつむら青山ビル
TEL/0120-684-224
HP/https://renoveru.co.jp/

間取り変更のアイデア

伊藤さんのリノベーションの詳細は、こちらのムックでもご覧いただけます。

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#マンションリノベーション

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