【注文住宅】居心地がいい家のつくり方~日常生活編~

Comehome!
2022.06.29

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

家時間がふえた昨今、家族そろって家ですごす時間がふえるということは幸せなことですが、在宅で仕事をするにも、家事をするにも集中力が必要で疲れもたまりやすくなります。でも、家の間取りや設備を工夫するだけで、メリハリをつけて暮らせるようになります。そこで、家時間を心地よくすごすためのヒントを3テーマにわけてご紹介。まずは、日常生活を心地よくする工夫です。

そのほかの家づくりの基礎知識の記事は、こちらより。

借景を取り入れて自然のなかにいる気分に

ガーデニングされている方や、山や海のそばに住まわれている方は、その風景を家に取り入れることで、自然をより身近に感じられるようになります。そこで重要になるのが窓の位置。ソファやダイニングチェアに座って眺めることを想定し、どの風景を切り取りたいかを踏まえて間取りや家具配置をあらかじめ考えるといいでしょう。

足が疲れにくいよう床材はやわらかい針葉樹を

針葉樹とは、パイン材や杉材、ヒノキ材など、幹がまっすぐ伸びた細い葉の樹木のこと。オーク材やチーク材などの広葉樹にくらべると、細胞と細胞の間にあいている穴が多いため、密度が低く、やらわかいのです。リビングや子ども部屋、寝室などのくつろいですごすスペースの床は、針葉樹がおすすめです。

窓を計画的に配置して換気しやすい住まいに!

風の通りをよくするためには、窓は1室につき2カ所以上は必要です。できれば面を変えて配置するのがベスト。周囲の環境や防犯の都合で難しい場合は高低差をつけたり、小窓を選んだりするのも手です。換気はウイルス対策もそうですが、結露を抑えてくれたり、ホコリがたまるのを防いでくれたりと、家にとってもメリット大です。

プライベートも確保できるよう家族分の個室を設けて

ひとりになれる時間があるからこそ、家族ですごす時間が楽しくなるもの。そのためには、小さくても家族それぞれの個室を用意するのが理想的です。将来的に家族がふえる可能性がある場合は、2つに仕切れる広い部屋を設けて。スペースがとれない場合は、パントリーや寝室の一角にデスクを設けてそれぞれの居場所を確保しても。

宅配ボックスは人との接触を減らすのにもひと役

在宅ワークで手が離せないときや不在時に、宅配物を受け取るのに便利なのが宅配ボックス。人との接触を避けたいという方にも役立つアイテムです。各メーカーからさまざまなサイズやデザインのものが発売されているなら、ポストと一体型になったものも。見た目がすっきりしていて、設置場所が1カ所で済みます。

家トレするなら収納場所を用意しましょう

健康維持や体力づくりの一環として、家でも運動される方がふえています。本格的な筋力トレーニングをする場合は個室を設けたほうが無難。ヨガやストレッチならリビングの一角でいつでもできますが、マットやダンベルなど意外とかさばるトレーニンググッズは出しっぱなしになるのを防ぐためにも、収納場所は確保しましょう。

この記事は、「30代夫婦が建てたナチュラルで明るい家」の本より抜粋しています。

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