内田彩仍さんvol.10 「天然成分で虫よけ」
丁寧な暮らしぶりや、素敵な着こなしが評判の内田彩仍さん。編集部ブログでもご紹介させていただきましたが、新刊『季節の暮らしと服支度』が、9月15日に発売されることになりました! その発売を記念して、変わらず人気の保ち続けている著書『手しごと、家しごと』の内容を、1週間にわたってご紹介します~。
**************************************************
「天然成分で虫よけ」
大切に着続けるために、年に二度、衣替えのときに、いつも虫除けを取り替えています。私の好きなウールやカシミアの服は虫がつきやすく、一枚でふんわり着たいから、虫よけ剤も天然成分のものを使うようにしています。
今、愛用しているのは、私の住む福岡県で作られている「内野樟脳」の樟脳(しょうのう)。クスノキに含まれる天然成分のみでできているそうです。樟脳というと、昔使われていた香りの強いものを思い浮かべますが、これはもっとさわやかな香り。季節の変わり目にウールやカシミアを仕舞うときは、この樟脳をのせて。通気性のいい蚊帳生地を、二枚縫い合わせて下敷きにしています。
「内野樟脳」の樟脳オイルも見つけたので、数年使ったレッドシダーのウッドスティックに数滴たらして、一年中着る普段着の引き出しに入れています。
もうひとつ、わが家では虫よけといえばベランダ。初夏になると草木が気持ち良く茂って、眺めているだけで幸せな気分になります。そよぐ風に誘われて、チョウやセミ、トンボ、カメムシまでやってきます。そんな虫たちと共存したいのですが、愛猫クリムには、蚊だけは大敵。それで、殺虫剤ではなく、虫を遠ざける香りのものを網戸にスプレーすることに。天然成分だから、直接肌につけても安心。ベランダ仕事のときは、私自身にもしゅっとして守ってもらいます。
ベランダしごとをするときは、腕や足に「パーフェクト ポーション」の天然成分の虫よけをスプレー。肌にやさしく、つけ心地もさっぱりしています。
夏が近づいてきたら、虫よけを網戸に直接スプレーして。これで、虫が部屋の中に迷い込んで来ることも、少なくなりました。
内田彩仍 著「手しごと、家しごと」より photo:宮濱祐美子
←vol.1「ヘアゴム作り」はこちらから
←vol.2「ブックカバー作り」はこちらから
←vol.3「イヤーアルバム作り」はこちらから
←vol.4「ある年の、イヤーアルバム」はこちらから
←vol.5 「包む贈りもの ~枝を添えて~」はこちらから
←vol.6 「気楽なおもてなし」はこちらから
←vol.7 「おもてなしの準備」はこちらから
←vol.8 「キッチンや器を、すっきり清潔に」はこちらから
←vol.9 「窓拭き」はこちらから
Profile
内田彩仍
福岡県に、夫と愛猫クリムと暮らす。丁寧な暮らしぶり、センスある着こなしや手作りが雑誌やイベントで人気を集める。著書に『手しごと、家しごと』(主婦と生活社)、『重ねる、暮らし』(マイナビ出版)などがある。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。