本日は、昨日に引き続き「Teha’amana（テマハナ）」のお話をさせていただこうと思います。

今まで「暮らしとおしゃれの編集室」の記事をはじめ、今月の「今日のひとしな」の連載でも、何度かご紹介させて頂いている「Teha’amana（テハマナ）」のレザーアイテム。気になっている方も多いのではないでしょうか。「berkarte」でも、オープン当初から不動の人気があるブランドです。

長年たくさんの人を魅了してきた「Teha’amana」のアイテムたち。今回は、その製作の裏側を少しお見せします。

工房は、都会から少し離れた大阪の外れにあります。窓からは里山の風景が一望でき、耳を澄ますと小鳥のさえずりが聞こえてくる……。そこは大阪とは思えないほど静かで、自然豊かな場所です。

春は里山でたけのこを堀り、ふきのとうやつくしを摘む。夏は桃を収穫。秋は、日本蜜蜂のハチミツの収穫を楽しみ、冬にはストーブに火を灯す。そうやって変わり行く季節を感じながら、心地いいペースでゆったりと製作をしています。

そんな穏やかな空気が流れる小山田という町は、「Teha’amana」代表の西本さんが生まれ育った場所。ここで製作の片手間、年に数度だけ「Teha’amana」が飼っている日本ミツバチの蜜通称 “テハ蜜”の収穫があります。実は、西本さんは革職人であり養蜂家でもあるのです。

テハ蜜の収穫の際、残った巣を溶かして蜜蝋を作ります。その蜜蝋から、縫製で使用する糸をシゴクための自家製ワックスや、このハンドクリームを作っています。

ハンドクリームと言っても、口に入っても大丈夫な材料のみで作られているため、体じゅうどこに使ってもOK。ハンドケアだけでなく、リップにもボディーにも、ヘアワックスとしてもお使いいただけます。

テクスチャーはこってり。手にのせると、体の熱で溶けて少しずつオイル質へと変化していきます。ハチミツと蜜蝋のもつ強い自然治癒力で、手荒れ等にはとても良く効きます。自然由来成分のみで出来ているので、赤ちゃんにも安心して使えるのが嬉しいところ。

保存料などは使用していないのでワンシーズン使いきりサイズ。この小瓶サイズが持ち運びしやすくて、とっても便利です。

収穫時期や収穫量に合わせて、不定期で作られている蜜蝋クリーム。たっぷり揃っているこの貴重な機会に、ぜひ一度試してみて下さいね。