衣・食・住に寄り添ってくれる「and ordinary.」と姉妹店

今日のひとしな
2022.03.31
ようやく暖かくなってきた今日この頃。明日から、新年度がスタートしますね。出会いの季節は、いつだってワクワクした気持ちと少しの緊張感でいっぱい! 生活環境がガラリと変わる方もそうでない方も、4月は新たな気持ちで迎えたくなりますが、そんな明日からの「今日のひとしな」に登場するのは、札幌市にあるセレクトショップ「and ordinary.(アンドオーディナリー)」と、むかわ町にある姉妹店の「BROWN and ordinary.(ブラウンアンドオーディナリー)」です。

どちらのお店も、「お客様の日常に寄り添える商品を提案すること」がコンセプト。お値段も高すぎず、安すぎずを意識してセレクトしています。「会社員を経て、26歳でお店を始めました。なので、商品もそうした普通の生活を送る方が“日常の範囲内”またはちょっと頑張ったら手に入るようなよいものを。家族が増えたり、環境が変わっていったりしても変わらずお付き合いを続けてもらえるように……と考えているんです」とオーナーの鎌塚元夢さん。

1店舗目
札幌
and ordinary.

まずは、札幌店「and ordinary.」のご紹介から。北海道の大都会である札幌駅から徒歩15分ほど。観光客も多い、繁華街のビル6階です。エレベーターを降りて、店内に入ると……


15坪ほどのスペースには窓から明るい光が差し込み、なんだかとっても居心地のよい空間。お洋服やそれに関わる眼鏡やアクセサリーなどの小物類、生活道具が気持ちよさそうに並んでいます。

「ビルの6階なので通りすがりの方というよりは、『〇〇のシャツが欲しい』『あの靴を履いてみたい』など目的を持ってきて下さる方がほとんど。熱心に質問して下さる方も多くて、会話も弾みます。最近は、同じビルにも雰囲気のよい北欧雑貨のお店や美容院、カフェなどの飲食店も増えてきて、そのお店に行ったついでに……と沢山の方が訪れてくれるようになりました」

2店舗目
むかわ町
BROWN and ordinary.


そしてこちらは姉妹店の「BROWN and ordinary.」。3年ほど前、札幌から車で1時間半ほどのところにある、むかわ町にオープンしました。


札幌店と同じく衣料品や生活道具を揃えていますが……


最近は「食品」がメインになりつつあります。「上の子供が小学校に上がるタイミングで『もう少し田舎でのびのび子育てをしたい』と妻の地元に移住し、こちらの店舗を開きました。その時、札幌にいた頃には買えた食品が手に入りにくくなって……。実際に愛用していた調味料などを、自分達でも消費できる量から少しずつお店に置き始めたんです」。スーパーで買えるものよりは少し高めの価格設定の物が多く心配もありましたが、インスタグラムなどの反響もあり、今や「生活に欠かせないお店」として定期的に通って下さる方も多いのだとか。

「お客様とは、なんでもない世間話から、『どうやって使ったらいいの?』と商品のことまで色んなことをお話しています。『こういうのも欲しい』などというリクエストもいただいたりして、お店のセレクトの幅もだいぶ広がったんですよ」


「and ordinary.」や「BROWN and ordinary.」には、シンプルな中にもこだわりが感じられるものが揃っています。オーソドックスで、でもどこか遊びゴコロがあって。そして衣料品に関しては、基本的にはすべて日本製のものです。「どうしても日本製の物でなきゃだめというわけではないのですが、ちょっとした仕上げの違いでも縫製技術の高さがよく分かりますし、実際に足を運んでお取引したいという気持ちやアフターサービスのことを考えると自然とそうなっていきましたね。なので、お取り寄せする時もスムーズですよ(笑)。ほとんど、オープン当初からお付き合いが続いているブランドばかりです」

そして、大手のセレクトショップでは見かけないような、“知らなかったけどいいもの”を置くようにしています。「今でもまずは自分で買ってみて、『いいな』と思えるものを。実際に長年着たり、使ってみたりすることでよさを実感できるし、お客様も『長く愛用してきたものと同じものを買いたい』と言ってくれることが多いです。なので、“同じものがいつもあるお店”ということも大事にしています」


お客様は30~40代の方が中心ですが、「札幌店では若いお客様が仕事終わりに寄って下さったり、むかわ店にはご年配の方も沢山いらして下さっています。お声がけしてみて、ずっと寄り添ってお話することもあれば、じっくり見て頂いてからお話することも。お客様のペースで楽しい時間を過ごせてもらえたら嬉しいです」

また、「当店で買った商品に愛着を持って、擦り切れてしまうくらいまで着てもらえたら最高ですよね」と鎌塚さん。そのため、サポートも体制も万全! 修理やメンテナンスの相談もいつでも受けてくれるそう。

3店舗目
むかわ町で準備中


2022年4月に10周年を迎える札幌の「and ordinary.」。この節目に、新たに3店舗目をオープンすることになりました。場所は、2店舗目「BROWN and ordinary.」がある、むかわ町。2店舗目から車で5分ほどのところにあります。


「まだ構想中なのですが、街なかの『BROWN and ordinary.』は食品と生活道具をメインにして、新しいお店は衣料品と小物を中心に……と考えています。店舗が広くなるので、ゆっくり試着したり、考える時間を持ってもらったりして、ゆったりした気持ちでお買い物を楽しんでいただけるかなと。来月か再来月に、オープン予定です!」


「とはいえ、北海道へはなかなか行けない……」という遠方の方にも嬉しいお知らせが! それぞれの店舗にはオンラインショップがあります。丁寧な説明と共に商品が紹介されていますので、お店で買い物をするようにゆっくり、じっくり選んでみて下さいね。


今、世の中には沢山の‟モノ”があふれています。毎日使い捨てのもので過ごすことだって可能です。ただ、やはり自分で「これだ!」と思う物に出会って、それを毎日大切に使って、愛着とともに‟育てて”いく愉しみには変えられないのではないでしょうか。「and ordinary.」「BROWN and ordinary.」、そして新しいお店も、新生活はもちろんのこと、毎日の暮らしの中で、使うもの・身に纏うものは愛着をもって長く使いたい……、そんな願いをかなえてくれるお店です。ぜひ、明日からの連載も楽しみにしていてくださいね!

オンラインストアはこちら 

文/門谷 優

 

and ordinary.(アンドオーディナリー)

●札幌店
札幌市中央区南1条西1丁目2 大沢ビル6F
TEL: 011-206-6629

●むかわ店 ‟BROWN and ordinary”
勇払郡むかわ町末広2丁目29

<2022年春オープン予定の新店舗>
店名未定
勇払郡むかわ町豊城445-11

https://and-ordinary2020.blogspot.com/
Instagram:「@andordinary」「@brown_andordinary」「@ymb_andordinary

 

 

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