【60代の大人暮らし 小暮涼子さん】夏のお楽しみと暑さを乗り切る小さなコツ
昨年の『ナチュリラ』2022春夏号「母娘で受け継ぐ“古いもの”を慈しむ心」にて、SDGsなおしゃれと暮らしをご紹介した小暮涼子さん。その飾らない等身大の様子にはたちまちの反響があり、2022年5月よりコラム連載をスタート。
最近のSNSは素敵な投稿が溢れていて楽しい反面、「あまりにキラキラしすぎていて、そうでない自分に苦しくなる」という声を聞くことも。「無理しない、背伸びしない、でも心地いい」そんな小暮さんの暮らしぶりを月一連載でお届けしています。
やっとですね! 人混みや病院などでなければマスクをせずに外を歩けるようになり、ホッとしています。今回は蒸し暑いこれからの季節、少しでも快適に過ごせるように工夫していることや、夏のお楽しみなどがテーマです。
ウッドデッキの大きいほうの窓にもアイアンの飾りをつけました。夏はグリーン多めが見ていて気持ちいいです。
出窓の外では今年もアナベルが元気いっぱい! リビングからも花を楽しめて、外からの視線は遮ってくれます。
何種類か野菜を植えてみましたが、最終的にミニトマト一択になりました。鈴なりに実がなって毎朝見るのが楽しみなんですよ。
早めに夕飯の支度を終え、たまに夕日が沈むころにお風呂に入るのも夏のお楽しみ。よほど体調が悪くない限り一年中お風呂で湯船に浸かります。
おつかいの帰りにドクダミを摘んでお風呂に飾ってみました。ドクダミは抗菌作用や抗カビ作用もあるそうで、お風呂場には案外いいかも?
次男のお嫁さんにもらった果物のシロップを少し冷凍しておきました。急に暑くなった日に飲んだら、とっても美味しかったです。
40年も前に職場の先輩に教えていただいた、デパ地下のお惣菜。以来、家でもつくるようになった玉葱とソフトサラミのマリネです。レモンの効いたさっぱり味が夏の一品にぴったりです。
瓶に入っているのは、去年梅干しを作ったときの梅酢です。そして、グラスに入れたのは梅酢を使った自家製の紫蘇ドレッシング。赤紫蘇のピンクが綺麗だし身体にもよさそうですよね。
冷房対策に、麻のペチコートや綿のレギンス。家でよく履く麻のゆるい靴下(白っぽいほう)は、サッと脱いで外に出てもゴムの跡が足につかなくて便利なので、ボロボロだけど手放せません(笑)。
手の爪は料理や庭仕事をするのでネイルはしませんが、夏の間だけペディキュアをしています。足だけなら、ちょっと冒険してもいいですよね。
先日、友達と東京・代官山の旧朝倉家住宅に行ってきました。高低差のある庭は木が大きく育ち、心なしかヒンヤリしていました。
建物からの眺め。沢山の種類の植物が、それぞれ好きな場所でのびのびと育っていて、本当に素敵でした。
いろいろな規制が緩和され、長いトンネルを抜けて明るい場所に出たような気持ちになっています。皆さんも、どうぞこの夏を楽しんでくださいね! それではまた、8月に。
写真と文/小暮涼子
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