ゆらぎ世代でも「健やか美人」になれる秘密を知りたい!
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こんにちは、ライターの田中のり子と申します。私はもともと冷え症でぜんそく持ち、婦人科系トラブルを抱え、これまで息も絶え絶えヨロヨロ生きてきました。そこで、自分の身体と心を見つめ直すため、「からだ修行」という名のもと、さまざまな専門家に突撃取材! 「身体が変わると心が変わる、生き方が変わる」ことを実感したのです。
今回は、そんな私の連載「からだ修行」の特別編。取材の中で出会い、その健やかな美しさに感動したノルディックウォーキングのインストラクター・黒木公美さんに、改めてその内側からにじみ出る美しさについて深掘り取材させていただいた様子をお届けします!
ゆらぎ期、美しさを保つには
外側よりも内側に注目
ゆらぎ期まっさかり世代だからこそ分かる「美しさの条件」は、「健康であること」。どんなにおしゃれな服を着ても、メイクで決めても、心身がハツラツとして健康でないと、魅力は半減してしまいます。私・田中がこれまで出会った中でダントツの「健やか美人」が、今回ご登場いただく黒木さん。その内側から輝く美しさは、本当に羨ましい限り。今回は、その「健やかな美しさの秘訣」を改めてお伺いしました。
コロナ禍の前と後で、「何か変わったことがありましたか?」と尋ねると、「日々の暮らしは、ほとんど変わらなかった」と答える黒木さん。規則正しい生活(同じ時間に寝て、同じ時間に起き、朝昼晩同じ時間に食べる)、季節の素材を中心としたシンプルな食事、そしてノルディックウォーキングなどの運動。同じ習慣をコツコツ続けてきたことが、家族の健康と平穏な生活を支えてくれたそう。
暮らしの中で特に意識しているのは「余計なものを身体に入れないこと」。神経質に排除しているわけではないけれど、添加物が入った加工食品はできるだけ口にせず、食事は素材ありき、季節の野菜や肉や魚を、シンプルに焼いたり煮たりといったメニュー。サプリメントなども飲まないのだとか。
「スナック菓子もできるだけ避けていて、小腹がすいたときはプチトマトをパクッと口にするようにしています。ほんのり甘みがあるので、おやつ代わりにちょうどいいんです。気軽に食べられるように、いつもダイニングテーブルに置いているのですが、それってやっぱり、わが家くらいですかね?(笑)」
心を穏やかにしておくことで
自然と体調も整う
そして何より大切にしているのは、「常に自然を感じること」。人間も自然の一部。自律神経を整えるため、 定期的に自然に触れる暮らしを心掛けています。ノルディックウォーキングのレッスンをする以外にも、公園でホッとひと息ついたり、お母さまの庭仕事を手伝ったりと、常に日の光や風を感じ、植物に触れることを意識。そうすることで夜は自然と眠くなり、朝の目覚めもすっきり。食欲もきちんとわいて、体の巡りもよくなります。
また、漢方養生指導士漢茶マスターの肩書も持っている黒木さん。心身を穏やかに保つために意識しているのが、SNSやニュースをだらだらと見続けてしまいがちなスマホとの距離のとり方。漢方(中国の中医学をベースに、日本独自に発展した東洋医学)に「抑目静耳(よくもくせいじ)」という考え方があり、目を抑え、耳を静めて、意識的に余計な刺激をシャットダウンすることで、ストレスから離れられるそう。
「満員電車に乗るときも、スマホを見るのではなく、できるだけ目と耳を閉じて、余計な情報や雑音を自分の中に入れないようにしています。そうすると人混みの中にいても、心と頭がシーンと静まって、リラックスできる気がするんです」
とはいえ、それもストイックになりすぎず、あくまで心がけとして。外で仕事を頑張って帰宅したあとは、スマホでSNSなどをのんびり眺めることもあります。
「そんなときは『さあ、これから15分だけダラダラするぞ!』と自分に宣言します(笑)。そうすることで、『まだ家事が終わっていないのに』といった時間に追われる感覚や罪悪感から離れられるし、生活にも意識にもメリハリがつくので、オンオフの切り替えがスムーズになるんですよね」
日焼け止めの重ね塗りで
UVケアは念入りに
そんな黒木さんにいちばん聞きたかったのは、スキンケアのこと。3年間のマスク生活で気を抜いてきたツケが回り、最近の田中はシミや小じわが増えてきて、鏡を見るたびにドッキリ。「ウォーキングで紫外線を浴びまくっているのに、どうしてそんな美肌をキープできているのでしょうか?」と尋ねたところ、「とにかく、ガードしまくりです!」とのお答え。
日焼け止めは、リキッドタイプ、スティックタイプ、パウダータイプなど、少なくとも3種類重ね塗りするのは当たり前。とにかく、紫外線から肌を守ることを意識しているとか。
「だって、塗り足りなかったところはこんなに焼けているんですから!」と手首まわりを見せていただいたら、スマートウォッチをつけていた部分との色の違いにびっくり! やはりUVケアは大切なのです。そして帰宅後は、日焼け止めをきちんと落として洗顔し、しっかり保湿することを意識しています。
日焼け止めと同じくらい
そのあとの保湿が大事
洗顔を終えたら化粧水をまず1回、乾いてきたらもう1回、さらにもう1回……となじませ、最後はクリームで仕上げます。かつてはさっぱりタイプの化粧水を使っていましたが、年齢を重ねたいま、「やっぱり少しとろみがあるタイプがいいな」と感じているそう。
肌ラボ® 極潤® ヒアルロン液(販売名:ハダラボモイスト化粧水d)
そこで今回、黒木さんに使ってみていただいたのが、ロート製薬の「肌ラボ® 極潤® ヒアルロン液」。好みのとろりとした質感で使い心地がいいだけでなく、無香料、無着色、オイル・アルコール(エタノール)フリー、パラベンフリーと「余計な成分が一切入っていない」というところも、黒木さんがいいと思ったポイントだそう。今回この化粧水でも、洗顔後に1回、乾いてきたらもう1回、さらにもう1回……といつもの使い方をしていただきましたが、「何回なじませても、そのたびにうるおいを実感できるのがすごいです!」と大満足の表情。
「肌に水分が浸透* して、そのあと中からパーン! と押し返すようなハリがやって来るんです。しっとりしているのにベタべタしないから、暑い時季でもストレスなく使い続けられるのもいいですね」
*角質層まで
田中もテクスチャーを試させていただきましたが、「うるん」としているのに、肌にのせたそばからぐんぐん中へ入っていく感触に、そしてベトつきがほとんどないことに驚きました。
紫外線をしっかりガードし、なおかつ朝晩の保湿をしっかり行う。まさにスキンケアの王道ですが、基本を続けることって、本当に大事なのですね。まさに美女は一日にして成らず!
今回の「からだ修行」特別編の取材で、運動、食、心身のケア、そして丁寧な肌のお手入れと、シンプルなことを無理なくコツコツ、コンスタントに続ける……という黒木さんのライフスタイルに刺激を受けまくった私・田中。黒木さんの「健やか美人」っぷりに一歩でも近づけるよう、日々頑張ろう~と気持ちを新たにしたのでした。
text:田中のり子 photo:砂原 文
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Profile
黒木公美
2015年、女性限定のクラブ「IHANAノルディックウォーキング」を立ち上げ、東京・砧公園、駒沢公園のレギュラーレッスンほか、国内外でプログラムを開催。一日平均6~7km、多い月は1か月で何と300kmもの距離を歩く日々を送っている。漢方養生指導士漢茶マスターの資格も持ち、心身ともに健康な女性を目指すアイデアを提案している。
https://www.ihana-nordicwalking.com
Instagram「@mukimukikumi」
田中のり子
衣食住、暮らしまわりと健康をテーマに、雑誌のライターや書籍の編集を行う。著書に『暮らしが変わる仕事』(誠文堂新光社)、『こころとからだを調える』(エクスナレッジ)。編集を行った本に瀬戸佳子さん著『お手軽気血ごはん』(文化出版局)、ワタナベマキさん著『鉄分ごはん』(家の光協会)など多数。「よもやま」の名義で、フラワーエッセンスのアドバイスも行う。
Instagram「@yomoyamanoriko」
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