香菜子さん初めてのセドナ旅【前編】連載vol.51

香菜子さんの、日々にピタリなもの
2024.01.22

香菜子さんとお届けしている連載「日々にピタリなもの」。今年も張り切って、暮らしにも心にもピタッとくるものをお届けしていきますので、どうぞよろしくお願いします~。さて、さっそくですが香菜子さん、昨年を振り返って印象深かったのはどんなことでしょう?

「心置きなく海外旅行ができるようになったのが嬉しかったですね。以前はアジアやヨーロッパに行くことが多かったのですが、昨年初めてアメリカのセドナに行ってきたんです」

おお、それは新鮮! 旅先での出来事やお土産の話などいろいろ聞きたいところですが、まずは基本の旅支度について。セドナにはどんな服を持っていったのでしょうか?

 


 

旅先での着こなしは
いつも通り!

 


「いつもの旅と同じく、やはり着慣れている服が中心ですね。ただセドナは、昼間は30℃で夜は3℃……といった日もあるほど1日の寒暖差が激しいので、Tシャツ、トレーナー、セーター、アウター……と、重ね着できる組み合わせを考えていきました」

 


中でもかなり役に立ったのが、出発の3日前に急いで買いに行ったという「MUJI Labo」のシャカシャカアウター。軽くてコンパクトになるので持ち運びやすく、いざ羽織ればしっかり風よけしてくれて、大助かりだったそう。

 


長時間、飛行機に乗るときは必ずはいていくという、香菜子さんの定番「プチバトー」の細身スウェットは今回も大活躍。「部屋着のようなラクチンさで、部屋着に見えないっていうのがポイントです(笑)」

 


そしてこちらは、「これなしではセドナを思う存分楽しめなかったと思う」という「ザ ノース フェイス」のトレッキングシューズ。重たすぎず、でもしっかり足をサポートしてくれるので、パワースポットとしても有名なセドナの雄大な大地をどんどん歩いていくことができたそう。

 


「これまで見たことのないすごい景色が延々に広がっている様子に、もう脳が処理しきれない! というくらい圧倒されましたね。セドナには、地球のパワーの出入口といわれるボルテックスという場所がいくつもあるんです。現地の地図ではぐるぐるマークで表示されているくらい磁場が強く、人によってはいろいろ感じるらしいのですが、私はいたって平常心(笑)。でも、なんとなくですが、セドナは空気が軽いように感じました。息を吸ったら簡単に空気が体に入ってくる感じ。ここは駆け足旅ではなく、もっと時間をかけてじっくり向き合うことで、何かを受け取れる土地なのかもなあと思いました」

 


 

自分が自分でいられる
心地よさ


そして、「これ、たぶん機内でもらったものだったと思うんですが……」と見せてくれたのは、塩、こしょう、マヨネーズなどテイクアウト用のミニ調味料。「パッケージがかわいくて、つい持って帰ってきてしまいました。あ、こっちは現地のファストフードのものだったかな」……と、今回もいたるところで「かわいいもの見っけ隊」っぷりを発揮していたようです。

 


「今回、友人との女3人旅だったので、キッチンつきの一軒家を借りてのんびり滞在しました。近くにオーガニック食材が揃うホールフーズマーケットがあったので、野菜たっぷりのごはんを作って毎晩、宴(うたげ)、笑。外食はほとんどしなかったですね。ホールフーズマーケットには様々なアレルゲンフリーの食材が並んでいたのが印象的で、多種多様な食生活それぞれが、ごく普通に尊重されていることにハッとさせられました。私もそうなんですが、乳製品を食べるとお腹がゴロゴロしちゃう人のためのラクトースフリーのヨーグルトがあったので試しに食べてみたら、ちゃんとおいしくてびっくり。なんというか、個人個人の違いを大切にしてもらっている感じがして、素敵だなあと思ったんです」




同様のことを、香菜子さんは現地で化粧品を選ぶときにも感じたそう。
「今まで使ってきたアイブロウペンシルやアイブロウマスカラはどれも、自分の肌の白い色合いと馴染まず、眉毛が浮いてしまう感じがしていたんです。でもこの『Glossier(グロッシアー)』というコスメブランドには、様々な肌色の人に合うアイブロウが何色も用意されていて、私は淡いブラウンを買うことができました。多様な人々が生きるアメリカ生まれのブランドならではだなあと。社会が個々を尊重してくれるから、安心して自分が自分でいられる。そんな感じがして、私自身もなんだか気持ちが楽になった気がします」


→後編へ続きます

 

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Profile

香菜子

Kanako

モデル、イラストレーターとして活躍する傍ら、ホテル備品をイメージしたプロダクトブランド「ホテルヴィルヘルムス」を主宰。パンツしかはいていない謎のキャラクター「おぱんつ君」の生みの親。
Instagram「@kanako.lotaproduct」「@opantsukun_lota

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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