無意識に流れてくるものの存在を大切にするvol.1~クリス智子さん~

暮らしのおへそ
2018.07.02

見たり、食べたりしたことを、

自分の感覚を使って

自分の言葉にすることを大切にしています。

誰かと話をするときも、

今、目の前にいる相手をしっかり感じて、

合わせられる多様性のある自分でいたい。

たとえちょっと合わないなと思っても

一度ですべてを決めない。

自分の視点なんて、たかが1個のわずかなもの。

自分とは全然違う人の話を聞くことはとっても面白い。

私は、その違いを楽しんでいるんです。

 

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一日のなかに時計とは違った

時間の流れを感じることで

自分をチューニングする

 月曜から木曜の13時~16時半まで、J‐WAVE「GOOD NEIGHBORS」のナビゲーターを務めるクリス智子さん。六本木のスタジオに入るのは午前11時。鎌倉の自宅から、約1時間半から2時間かけて通っています。

「毎朝、子どもを送り出したあと、駅の少し先にある海まで足を伸ばしてから電車に乗ります。ほんの5分、10分ですが、海を見たり、波の音を聞いているだけで、気持ちがストンとくる。時計とは違った時間の流れに身を置くことで、自分をチューニングしているのかもしれません」

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 生放送という時間と隣り合わせの仕事をしながら、6歳の男の子の母親でもあるクリスさん。日々時間に追われる生活なのではないですか?

「何時に絶対これをしなくちゃという気持ちでいると、ほかの時間が生きていない感じがしてイヤなんです。そのときの調子に合わせて、自分の時間を柔軟に変えていかないと、自分が辛くなると思うんですよね。やれることをやれるときにやる。そうしたら昨日の自分に感謝したりして、助かった~ということがありますから」

→vol.2へ続きます

出典:『暮らしのおへそ vol.25』より

photo:枦木 功 text:和田紀子

Profile

クリス智子

Tomoko Chris

ハワイで生まれ、幼少期に京都、フィラデルフィア、横浜など、日本とアメリカの各地の文化を色濃く感じる土地で育つ。上智大学比較文化学科を卒業と同時にJ-WAVEでラジオパーソナリティとして仕事を始め、現在は「GOOD NEIGHBORS」のナビゲーターを務める。

http://christomoko.com/

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