「saqui(サキ)」デザイナー岸山沙代子さんのおへそ vol.4

暮らしのおへそ
2019.08.01

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自分だけの贅沢を知る

誰かに誇るためでなく
自分を満たすための贅沢は
次の一歩のための力になる。

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今「サキ」の服はどんどん人気が上がり、ネットショップでもすぐに完売になってしまうほど。

「幼い頃からの夢が叶かなって、幸せだなあと思っています。もし、今、うまくいかない人がいたら、遠まわりしてください、って言ってあげたいですね。目的に最短距離で到達するよりも、いろんな経験をしたほうが絶対にいい。すべてが自分を支えてくれますから」

岸山さんは、編集者時代から、料理家さんやスタイリストさんから絶大な信頼を得ていました。それは、その人のことをとことん考えていたから。今の仕事も同じ。自分を主張するより、「どうしたら、あの人を素敵に見せてくれるかな?」と考える。自分ができることを、「ギフト」として相手に差し出せば、「信頼」という形で、自分に戻ってくるのかもしれません。

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3枚を1枚に減らして上質なものを選ぶ
安価な服を数多く持っているより、お気に入りを1枚だけのほうがずっと贅沢。これは色にひと目惚れした「PORTS 1961」のセーター。

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大好きなパジャマで眠る
仕事が忙しいと夜眠るのがいちばんのリラックスタイム。「マーガレット・ハウエル」のシルクのパンツにタンクトップとカーディガンを。

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見えないところにお金をかける
「私、若い頃初任給で下着を買いに行ったんです」と岸山さん。キャミソールは「ハンロ」。「ラペルラ」のブラジャーは胸のクリが深い。

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香りで心を癒す
伊勢丹新宿店のコスメフロアをパトロールするのが好き。「イラ」のボディオイルやバススクラブは香りが抜群によく、香水代わりに。

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靴はお気に入りブランドを決める
「ロベルト デル カルロ」の靴が大好き。海外のネット通販で買うそう。「プレーンなので合わせやすく、でもカッコいいんです」


「暮らしのおへそ Vol.27」より

photo:枦木 功 text:一田憲子


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Profile

岸山沙代子

Sayoko Kishiyama

大学で家政学を学び、卒業後も勉強を続けながら、出版社に就職。伊藤まさこさんのソーイング本などを手がける。集英社「LEE」編集部に転職。退職してパリに渡り、パターンを学ぶ。現地のメゾンなどで働いたあと、帰国。自身のブランド「saqui(サキ)」を立ち上げる。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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