桜島が気持ちよく見えるライフスタイルショップ＆カフェ「MATHERuBA（マザルバ）」

いよいよGWが始まりましたね。皆さん満喫していらっしゃいますか？ そんなウキウキ気分の中、明日から連載「今日のひとしな」を担当してくださるお店をご紹介したいと思います。それがこちら、鹿児島から登場のショップ「MATHERuBA（マザルバ）」です。

どうですか！気持ちよさそうでしょう～？ 実はこの広大な庭も含めてすべてが、今回連載を担当してくれる「マザルバ」なんです。敷地内には２つの建物があって、２階建てのほうがライフスタイルショップ、平屋のほうがカフェとなっています。

ではさっそくそれぞれのお店をご紹介しますね。まずは、こちらの建物の１階にあるのが「MATHERuBA gift」というライフスタイルショップ。地元・鹿児島のものを中心に、大切な人や自分へ（！）の贈り物にしたいアイテムを扱っています。

店内は吹き抜けが気持ちのいい空間。ん？ この２階には何が？？
「実はマザルバは元々建築会社が始めたショップで、２階はその会社の事務所になっているんです。以前は、家づくりからインテリア、道具までトータルで提案する場としてのショップだったのですが、ここに移転してきてからは、鹿児島へ恩返しをするつもりで、地元の作家さんの作品や伝統工芸品、名産品を集めています」
そう話すのは、リニューアル前のショップから長年携わってきた店長の金里さん。

桜島が一番きれいに見える場所だから、という理由で山の上の土地を購入し、12年ほど前に会社ごと引っ越してきました。
「鹿児島の人にとって、桜島は母なる山なんですよね。店名のマザルバは、“人・もの・こと”が“交ざる場”という意味もあるのですが、実は“母＝マザー”にも掛かっているんです。地元を離れた人が鹿児島に帰ってきたら、まずマザルバに行きたいって思ってもらえるような場所にできたらと考えています」

最近は、九州はもちろん全国各地から多くのお客さまが訪れるそう。
「ここに来れば鹿児島の素敵なものやおいしいものがほとんど揃っている、というようなラインナップを目指しています。鹿児島土産を探したいときにもおすすめですよ」

「鹿児島で生まれ育った私自身も、この仕事をしていなかったら、まったく知らなかったものがたくさんあることを実感しました。地元で小回りがきくからこそ繋がることのできた小さな工房の作品や、昔からいいものを作り続けているのに発信の方法がなく広く知られていなかった工芸品など、鹿児島のものを多くの方が手にとってくれるきっかけになったらうれしいですね」

そして、お次はこちらの「MATHERuBA cafe」。まるで小さな美術館のようなシャープな外観の建物ですが、中に入ると……

ほっとするような、あたたかな雰囲気！ 一日中おいしい香りが漂っています。

カフェの一番のウリは、地元のおいしい牛・豚・鶏肉を使ったハンバーガー。
「鹿児島には、もう本当～においしい素材がたくさんあるんです。新しいものを見出すというより、すでに普通にあるものを、よりおいしく届けたい。そのためには、いつでも誰でも気軽に食べられるハンバーガーが一番なんじゃないかなと思っています。カフェも隣のギフト同様、地元に帰ってきたら一番にマザルバのハンバーガー食べたい！ って思ってもらえるような、鹿児島のソウルフードにするのが目標ですね」と、カフェスタッフの金森さんは笑います。

他にも、どうしたら地元の食材をよりおいしく食べられるか、日々スタッフみんなで試作を重ねているそう。そのひとつが、種子島名産の安納芋。
「地元でも焼いもとして食べている方が多いと思うのですが、もっと違う食べ方があれば、さらに消費量が増えるんじゃないかと思って。ちなみにこれは、IMOSUKUIという冷たいスイーツ。できる限り余計なものを加えず、そのままの味を楽しめるように作っています」

オリジナルで作っている調味料も注目アイテムのひとつ。パッケージがおしゃれで手土産にもぴったりですが、オンラインショップではこれらの詰め合わせセットが人気なのだそう。

カラリとした空気が気持ちのいいこの時期、カフェでランチをして、お土産を買ったあとも、この庭でのんびり過ごすお客さまも多いのだとか。こちらの庭は、イギリス生まれのランドスケープデザイナー、ポール・スミザーさんの監修によるもの。引っ越した当初はスタッフ総出で木を植えたり石垣を積んだり。そこから10年以上たち、周りの山にほどよく溶け込んだ心地のよい空間となっています。

そんな気持ちのいい場所から毎日届く、５月の「今日のひとしな」。明日からの連載をお楽しみに～！