60代・70代と年を重ねることに不安を感じたら
こんにちは。書店の棚もWebの見出しも60代・70代と銘打つものが真っ盛り。人生100年時代で元気なシニアが増えた証拠ですよね。そうはいっても、やっぱり少し先の自分の未来が漠然としていてちょっと不安……という50代の方もいらっしゃるのではないでしょうか。今日はそんな方に手に取っていただきたい新刊『老後不安の処方箋』(主婦と生活社)のお知らせです。
老後が気になり出したら読んでほしい
モヤモヤ解消、備えのための入門書
老後が不安なのはなぜでしょう?
それはきっと「よくわからないから」。
この本で「起こりうることを知って備える」ことが
「なんとなくの不安」を解消する――
そんなお手伝いができれば嬉しいです。
処方箋1:小さな幸せを集めて毎日を楽しく過ごす
年を重ねても日常に小さな幸せを見つけて楽しく暮らしている60代と70代シニア3名の方の暮らしぶりを取材しました。
趣味と実益を兼ねて楽しむ庭での野菜作り
(66歳 小さな平屋で夫とふたり暮らし)
ご主人と自営業を営むかんこさんは、今後年金だけの暮らしとなることに備えて庭で野菜作りを始めたのだそう。「野菜作りのノウハウなどを調べることはいくつになっても学ぶことの大切さを教えてくれました。また、日に日に育っていく様子を見ることが日々の楽しみに。さらには収穫して食卓に並んだときの満足感もあります」。たくさん採れた野菜は保存食にすれば旨味がいっそう引き立つうえ、仕事のある平日は時短料理にも活用できるそうですよ。
手芸や写真撮影、好きなことをのんびりと
(70歳 賃貸アパートでひとり暮らし)
2年前から初のひとり暮らしをスタートさせたメロンさんの趣味は手芸とカメラ。ちょっとしたお小遣いになればと始めたブログでそんな日常を綴っています。「午前中は刺し子やかぎ針編みといった手芸に好きなだけ没頭して、お昼ご飯を食べたら運動も兼ねてお散歩へ。カメラ片手に季節ごとの自然の風景を撮っています」。手芸作品や撮影した花をブログにアップすると嬉しいコメントがつくのも嬉しいのだと話してくれました。
今あるものを大切に、持たない暮らしが心地いい
(74歳 団地内の高齢者向け住宅でひとり暮らし)
団地内の高齢者向け住居に暮らし、すっきり“持たない生活”を実践中なのは、美術エッセイストとしても活動する小笠原洋子さん。「持たない暮らし=質素なのではなく、自分が気に入ったものだけを存分に活かして生活することが本当の意味での豊かさを感じられるのではないかと思っています。生活費は1日1000円!(笑)でも無理な節約をしているという感覚はないんです」。今あるものをどう工夫して使いこなすか、窓辺にはレースカーテンの代わりにメモ用紙をさまざまな方あ地に切り取って作ったモビールが心地よく揺れていました。
処方箋2:いつまでも生き生きと健やかにちょっとだけ自分に手をかける
加齢とともに変化した肌や身体はどうメンテナンスする? いつまでも自分らしく健やかに笑顔でいられる秘訣を専門家に聞きました。
■積み重ねが大切なシニア世代のスキンケア
(南青山皮膚科スキンナビクリニック 服部英子先生)
■頑張りすぎない60代からのメイク術
(花王株式会社 刑部 華さん・吉谷真由美さん)
■“老い”に先手、基礎体力を上げるヘルスケア
(神楽坂レディースクリニック 上田嘉代子先生)
処方箋3:老後を支えるお金の中身を自分基準で考える
老後資金の準備で大切なのは、やみくもに不安がったり焦って投資に手を出したりすることではなく、まずは自分に必要な金額がどれくらいなのかを知ることです。
(ファイナンシャルプランナー 畠中雅子先生)
Step 1│いくら必要? 老後資金のホントのところ
Step 2│年金額や貯蓄を把握することが大事
Step 3│日々の暮らしから老後の生活費をイメージ
表紙は、まるで花束のようなビオラ。不安を感じている方に少しでも明るい気持ちになっていただけたらとイラストレーターの西田敦美さんに描いていただきました。ビオラの花言葉は「小さな幸せ」「誠実」。誠実に小さな幸せを積み重ねていくような老後を送れるといいなという思いを込めて。
12月1日発売『老後不安の処方箋』(主婦と生活社)、ぜひお手に取ってみてくださいね。
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